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[2005 05/22 07:30] |
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普天間移設問題 鹿屋に米海軍哨戒機
嘉手納から10機 政府が移転検討
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政府は21日、移設作業が難航している米軍普天間飛行場(沖縄県)について、ヘリ部隊を米軍嘉手納基地(同)、空中給油機を同岩国基地(山口県)に移す米海兵隊の分散移転案を軸に米側と最終調整に入る方針を固めた。これに伴い、米軍機飛行差し止め訴訟係争中の嘉手納基地の離着陸回数を減らすため、嘉手納の米海軍P3C哨戒機約10機を海上自衛隊鹿屋基地に移転する案を検討する。
政府は社会資本整備を中心とした沖縄振興策を今後も継続することを伝え、沖縄県の理解を促す考え。米側と合意できれば、普天間飛行場の名護市辺野古沖への移設は見送られる公算が大きくなる。ただ、嘉手納町など周辺自治体は米海兵隊の移転を拒否する姿勢で、調整難航は必至だ。
政府は辺野古移設の代案として、普天間飛行場が持つヘリポート、空中給油機の拠点、輸送拠点の機能別に分散する案を検討。具体的にはヘリ部隊約60機を嘉手納基地に、空中給油機約15機を1996年の日米特別行動委員会(SACO)合意に基づき岩国基地にそれぞれ移転する。
これまでの在日米軍再編をめぐる日米協議で、米側は輸送拠点として有事に2500メートル級の滑走路を確保するよう要求。政府は日米防衛協力のための新指針(ガイドライン)に基づき、民間空港や自衛隊基地を柔軟に提供することで理解を求める構えだ。
嘉手納移設案は、SACO合意時に検討されたが、米軍内の調整がつかずに見送られた経緯がある。しかし、日本政府は(1)3700メートルの滑走路が2本あり早期の移転が可能(2)海兵隊を海外に派遣する際に使う揚陸艦寄港地のホワイトビーチまでの距離が普天間とほぼ同じ(3)人口密集地上空を通過せずに出動できる−と判断した。
日米両政府は一時、ヘリ部隊を沖縄県伊江村の伊江島補助飛行場に、空中給油機を鹿屋基地などに移転する案を検討した。だが、伊江島は隊員宿舎や給水設備の建設に時間がかかり、鹿屋については滑走路が2250メートルと比較的短く、空中給油機の離陸には適さないとして断念した。
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