大河ドラマ音楽担当・吉俣良さん インタビュー
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「テレビで自分の音楽が流れるとうれしい。作曲時の苦労を忘れる」と話す吉俣良
=東京・渋谷のNHK |
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−音楽担当に決まったときの心境は。
「めちゃくちゃうれしかった。しかも鹿児島の物語。日本で有名なドラマ枠である大河の音楽を以前からやりたかったが、芸大や音大卒の作曲家が担当で敷居の高い感じだった。『1度くらい自分にやらせてほしい』という気持ちがあった。両親も喜んでいる」
−篤姫の人物像をどうとらえ、曲作りに生かしたか。
「凛(りん)として前向き。正義感が強く、鹿児島を愛していただろう。これらのイメージを膨らませて凛とした姿、波乱、希望、安らぎの4つの主題に分けて番組冒頭のテーマ音楽(2分45秒)にした。演奏するNHK交響楽団のフルオーケストラを生かすことができる曲作りを心掛けた」
−曲作りのエピソードは。
「6月下旬から7月中旬まで約3週間、鹿児島市で『自主トレ』をした。野球で言うとボールを握らず、足腰を鍛えるイメージ。ホテルに機材を持ち込んだが、一切使わなかった。台本を読む、地元の人と話す、景色を眺める、空気を感じることを大事にした」「『何もしないで大丈夫か』と不安だったが、結果的に良かったと思っている。8、9、10月も鹿児島に帰り、今度は飲みにも行かず仕事に集中した。帰省するとテンションが上がる。『自分は鹿児島が本当に好きなんだ』と実感できた」
−現在の収録状況は。
「年間通じて全部で80曲ほど作る。山登りに例えると5合目ぐらい。10月下旬から約1週間、テーマ音楽や劇中音楽など前半6カ月分の46曲を集中的に収録した。さらに2月と6月も1週間程度レコーディングする予定だ」
−今後の活動は。
「篤姫と並行して1月放送開始のフジテレビ系連続ドラマ『薔薇のない花屋』(月曜午後9時)の音楽を担当する。映画の仕事も1本あり、今後は映画にどっぷり漬かりたいと思っている。外国の音楽賞を受賞するなど世界的に活躍したい」
−県民へのメッセージを聞かせてほしい。
「大河ドラマで1年を通じて全国に鹿児島がアピールされる。こんなチャンスはめったにない。県民が一つになり、故郷を盛り上げてほしい」



















