商店街をアートで盛り上げ
鹿児島大学工学部建築学科3年
市村 良平 実行委員長
市村 良平 実行委員長
学生手作り半世紀 鹿大建築展
鹿児島大学工学部建築学科の学生が企画・制作・展示を行う「建築展」は、今年で第50回を迎える伝統行事だ。節目となる今回のテーマは「地域に密着したそこにしかない商店街」。私たち約20人は、厳しい残暑や睡眠不足と闘いながら、9月22日から24日まで3日間の建築展をやり遂げた。その苦闘と挑戦の内容を紹介する。■開催までの道のり■
制作活動は話し合いまで含めると、6月から始まった。地域に密着した商店街として、鹿児島中央駅一番街商店街に目を向け、商店街に欠かせない「流れ」に着目して企画。商店街の協力を得て、商店街のアーケード内の上と下、空き店舗の3カ所で展示を行った。そうして制作したのが次の3つだ。(1)キューブ 木で作った一片40センチの立方体。約180個のキューブを組み合わせて、ショーケースやベンチを設置した。大学写真部の撮影した写真や武小学校の自由研究などを展示したほか、商店街の店頭で商品が飾られたり、お客さんの休憩場所になった。
(2)テンセグリティー 木とワイヤでできた球体。張力と圧力の均衡で強度が得られる、特殊な構造を用いたオブジェで、アーケードの上部に約20個つり下げた。部材の一つ一つで商店街の店や人のつながりを表現した。建築展の終わった今も飾られており、夜は照明を灯している。
(3)梱包(こんぽう)用のクラフトテープで編んだ帯や球体を用いて、空き店舗に「異空間」を作ってみた。今までない客層を一番街に引き込もうと、空間全体をギャラリーにして、キューブ同様に作品を展示した。
■つながりは今も■
節目のプレッシャーもあったので、責任から解放されて、少しホッとした。反省点や課題もあったが、いい経験になった。何よりも、商店街の人たちから感想や評価をじかに聞けたことがうれしかった。![]() |
祭りに向けて、3カ所の空き店舗を借りて、建築学科の作品を展示するギャラリーや休憩所、店内に人工芝を敷いた「古本図書館」も作っている。興味を持った人はぜひ見に来てほしい。
['07-10-18]
[ 戻る ]











