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環境テーマにゼミ 学内でイモ栽培
鹿児島大学3年 中尾 文哉
教室飛び出し「現場主義」

 わたしたち鹿児島大学法文学部・大前ゼミは、経営学の実践として、大前慶和准教授の指導のもと、環境をテーマに、教室を飛び出して、さまざまな取り組みにチャレンジしている。社会で必要とされる力、いわゆる「現場力」を身に付けるためだ。本年度は、鹿児島大が進める「エコ・キャンパスプロジェクト」の一環である「さつまいもプロジェクト」と、子ども向け環境教育教材の開発を2本柱に活動してきた。これまでの取り組みを紹介したい。
 さつまいもプロジェクトは、大学の生協食堂から出た生ごみを堆肥(たいひ)化し、その堆肥を使い学内の農場でサツマイモを栽培。収穫物を調理したメニューを生協食堂で出すことで、学内循環を実現する。今年は試験的に通常堆肥の4−6割に生ごみ堆肥を混ぜて使用。耕作から植え付け、生協との交渉などを、ほぼ学生だけで行った。
 11月の大学祭では「地域ぐるみの活動にしたい」と、市民に収穫してもらうイベントを開催。イモのツルを使ったクラフト作りや、手作りエコバッグをプレゼントして情報発信した。参加者から「親子で環境への意識が高まった」などの感想をもらったことは、掘り出したサツマイモ200キロにも負けない大きな収穫だった。
 活動では、人と人の連携や外部との交渉などで、多くの困難にも直面した。この苦境を乗り越えることで、チャレンジ精神とリーダーシップ、協調性を身に付けられたと実感できた。
 もう一つの柱、教材開発は、未来を担う子どもたちに環境問題を身近に感じてほしいと、昨年度から始めた。7月中旬には、開発した教材を採用している奄美大島の小学校で出前授業を開講。「自分にも何かできる」という意識を持ってもらおうと、ゲームを取り入れるなど工夫をこらした。授業を通して、環境教育は知識ではなく、問題を解決する知恵を教えることが重要だと知った。
 次の目標は、さつまいもプロジェクトの集大成ともいえる生協食堂でのイモフェア。12月3日から開いているので、ぜひ学内外の多くの人に食べにきてもらいたい。ゼミ生15人だけでなく、多くの人の思いを乗せたプロジェクトを成功させ、ゼミ活動をもっと盛り上げられるよう、これからもまい進していきたい。

 ※活動の様子は<WEB>http://imozo.leh.kagoshima-u.ac.jp/~ecology/2007/index.html(2007年度エコロジカルなページ)でも公開中。
['07-12-06]
 



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