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熱血先生との“課外授業”
志学館大学法学研究会

目標に向けて仲間と全力

 熱血先生と学生たちが、一つの目標に向かって連日の猛特訓−。まるで往年の人気テレビドラマ「スクールウォーズ」のようだが、ラグビーではない。志学館大学(霧島市)の法学研究会は、法学や宅建試験対策などの勉強会に毎日、夏季休暇中にいたっては朝から夕方まで取り組んでいる。その努力は、行政書士や宅建、法科大学院合格という実を結んでいる。
 午後4時30分、授業も終わり、ひっそりと静まりかえった校舎の一角。およそ80人の学生たちが、真剣な表情で民法の講義に耳を傾けている。居眠りをしたり、私語を話す学生は一人もいない。驚くなかれ、これは正規の授業ではなく、学生有志のサークルによる勉強会の風景なのだ。
 参加する学生は、法学部を中心に、1年生から4年生まで。発足は2年前、長瀬二三男教授のゼミ生らが始めた、資格試験対策の勉強会がきっかけだった。次第にゼミ以外の学生も参加するようになった。
 同大の長瀬教授や非常勤講師の永沼淳子さんらが、ボランティアで指導する。長瀬教授は「最初はテキストを読むのもやっとで『ついてこれるかな』と思っていたが、最後までやり遂げて結果を出してくれた」と振り返る。今春、卒業生たちは、手弁当で指導する長瀬教授らに、宅建や行政書士、法科大学院合格という形で報いた。
 夏休みもゴールデンウイークも、ほとんど休みなしの年間300コマ以上の課外授業。それでも卒業文集には「楽しかった」「充実していた」という文字が並ぶ。3年目となる本年度からは、新たに5人の教員が指導を手伝ってくれることになった。内容も刑法や民法、宅建模試、一般教養となった。
 「やればできる」「勉強は自分の人生に役立つ」。そう繰り返し語りかける長瀬教授の魅力に引かれて参加した学生は多い。2代目会長の法学部4年、楠原尚親さん(21)は「長瀬先生の魅力は言葉では言い表せない。話術は巧みだし、何でもない話にも乗ってくれる。人生の師」と仰ぐ。
 楠原さんによると、研究会の部室ではいつも、学生同士で議論したり、上級生が後輩の相談に乗る姿があるという。「一人で勉強するのはつらいけど、仲間がいるから励まし合ったりアドバイスできる」。オフにはカラオケや飲み会などの息抜きもする。
 「先輩から『就職に有利になるよ』と誘われて参加したが、今ではもっと勉強したいと思うようになった」。楠原さんは法科大学院進学が目標だ。長瀬教授は、「うちは甲子園を目指す無名校のようなもの。具体的な目標や動機付けさえあれば、自分で努力してどんどん伸びることができる」と話している。
['08-05-15]
 



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