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'07/03/24 本紙掲載 
ミナミさんちの縁側
 おじいちゃん いよいよプロ野球のシーズンが始まるのぉ。松坂大輔投手が移籍した大リーグも盛り上がっているが、長年巨人ファンのわしとしては、日本のプロ野球も大いに盛り上がってほしいものだ。
 おばあちゃん あら、西武の裏金問題が出てきて、違う意味で世間の注目を集めていますよ。
 おじいちゃん こんなことじゃいかんな。みなさんの意見を聞いてみようかね。
■ プロ野球の未来
暗い−保守的な体質改めて
 「暗い」とする意見が多く、西武の裏金問題発覚には「やっぱり」というあきらめや落胆が広がった様子がうかがえた。
 鹿児島市の会社員岩元尚司さん(37)は「こんな問題が起これば試合を見る気もしない。球団はプロ野球を金もうけの手段としてしか考えていないのか。高校野球の方が数段面白いし、感動する。有力選手はどんどん海外へ出て活躍したほうがいい」。薩摩川内市の会社員福元徳一さん(54)も「プロ野球全体の考えが保守的。大リーグ挑戦などは規制するのではなく、サッカーのように長期的な視野に立ち、子どもたちに自分もなりたいと思わせるような地道な努力が必要」とする。「球団はファンのためのサービスに偏りすぎず、選手が尊敬される環境をつくってあげることも大事」との指摘もあった。
 長い歴史があるだけに、伝統的な応援や放送の在り方にも厳しい意見は多い。熊本市の会社員三嶋淳一さん(42)は「日本のプロ野球のやかましい応援は大リーグを見習ったほうがいい。応援だけに限らず全体的に自己満足に浸っており、強力な指導者が現れないと衰退するだけでは」。鹿児島市の会社員松元昭雄さん(52)は「鹿児島では巨人戦しか放送しない。せっかくロッテがキャンプしているのに。テレビもラジオも新聞も巨人がらみは面白くない」とアンチ巨人の立場の意見を寄せた。
明るい−地域密着球団に活路
 「明るい」とする意見の人も「現状のままではいけない」という意識は強く、「試合さえ見せればいいという時代は終わり、エンターテインメント的な演出も必要」などの意見が多い。
 一方、「野球の原点を見つめ直すべきだ」との主張もあった。錦江町の理容師永野幸三さん(57)は具体的に「ポール際のホームランボールなど審判の判定をスピーディーにしたり、外野のフェンスにラバーを付けるなどファインプレーが出る環境をつくること」と提案。「大リーグに負けないスタープレーヤーをつくって」。いちき串木野市の障害者団体指導員前山福隆さん(59)も「大リーグへ挑戦する選手が増えることは、プロ野球選手になろうとする人にとっては大いにチャンス。あるべき姿としては正々堂々の勝負が一番」と期待する。
 「鹿児島を含め全国に地域密着型のクラブチームが増えており、プロ野球選手を誕生させるような状況になってくれば明るい。ただ、サッカーに比べてきれいなピラミッド型になっておらず、プロだけが特別扱いになっている」=鹿児島市の会社員女性(33)=とみる人もいた。
 
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