犬派−賢く人なつっこい
まず、犬のどんなところが魅力なのか。薩摩川内市の無職松迫英二郎さん(70)は「人間の生活にとけこみ、人間の感情を感受する能力が高い」と、人なつっこさや従順さを挙げる。ほかにも「帰宅時にしっぽを振って歓迎してくれる」「表情豊かで飼い主の相手をしてくれる」など、人間を慕う姿が愛されている。
指宿市の会社員小村大樹さん(24)は「名前を呼んだらやってくるし、言うことを聞いてくれる」と、その賢さを強調。鹿児島市の大学生天瀬毅さん(29)は聴導犬や盲導犬としての働きを「賢いからこそできる」と評価した。
一方の猫好きが猫を好む理由は、犬派と対極にあるようだ。鹿屋市の主婦大山育代さん(34)は「妙に甘えたかと思うと他人のふりをしたりしておもしろい」とマイペースぶりを楽しんでいる様子。「人にこびない」「自由気まま」など「わがままさ」が人を引きつけている。
また、ペットロスで落ち込む人も多い中、失ったときの喪失感を想像して「ある程度の距離を持ってつき合える猫のほうが良い」と鹿児島市の農業二俣辰巳さん(64)。そのほか家での飼いやすさも好まれ「散歩がいらない」「寂しがらない」など多数寄せられた。
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猫派−マイペースで自由
犬猫両派にみられたのが、理屈抜きでとにかく好きという意見。「目つきから犬が好き」という加治木町の会社経営岡元嘉三さん(61)は「にらんでいてもいつか笑いが生じるような感じがする」。瀬戸内町の公務員白尾麻衣さん(29)も「愛らしい目、耳、鼻をかいたりするしぐさ−」と、犬のあらゆる点にノックアウトされている様子だ。
一方の猫派も負けてはいない。アメリカ在住の短大生下神久美子さん(23)にとっては、「身勝手なところ」も「頭が悪い」ところもまた「かわいい」。姶良町の無職池田紘さん(66)は「ニャンともかわいいから」と一言。「両方好き」という人も3人。鹿屋市の主婦畠中道子さん(58)は人なつっこい犬、気分屋の猫と両方の魅力を挙げて、「飼えばどちらもわが子同然。私は両派です」。
今回はペットへの強い思い、家族同然の強いきずなを感じさせる長めの投稿も目立った。鹿児島市の会社員鹿倉廣海さん(63)は、7年弱飼った猫「コロ」のことが忘れられない。ネコエイズに侵され死んでしまった。「飼い主に死に際を見せまいと、最後の力を振り絞って行動したらしく、窓際で冷たくなっていた」。それ以来猫を飼う気になれず、玄関には「本物」代わりの招き猫の置物を100個以上飾っているという。
また、鹿屋市の主婦鎌田昭子さん(64)は、最愛の息子を若くで亡くして悲しみに暮れていたとき、生後3カ月のパグ犬「ジロー」に出合った。鎌田さんとどこに行くのも一緒で、同じ布団に潜り込む。その成長を見守る中で、家族に明るさが戻っていった。そのジローも12歳と衰えが隠せない。鎌田さんは「穏やかな老後を過ごしてほしい」と願っている。











