商店街−心の通う接客姿勢
商店街派からは、お店の人とのコミュニケーションや、融通の利くきめ細かいサービスを挙げる意見が多く寄せられた。野菜や魚、肉は商店街で買うという山口市の会社員山口香寿美さん(47)は「魚を切り分けてくれ、料理方法も教えてくれる。こちらのメニューに合わせたお買い得品を紹介してくれたり、おまけしてくれることもある」と、“なじみの店”の良さをアピール。鹿屋市の主婦(40)は「母が電器店に行ったとき、店主が母の家の掃除機の紙パックの種類を覚えていてくれた。買い物後も、ついでがあるからと家まで送ってくれた」というエピソードを紹介し、マニュアル通りでなく心の通う接客姿勢に「商店街ファンになった」とつづる。
街づくりの視点からも、画一的なSCより個性豊かな商店街に魅力を感じるという鹿児島市の女性(45)は、「環境に優しい路面電車を利用して天文館の老舗や個性豊かなオーナーが出迎えてくれるショップを訪れると、リラックスできる」と紹介する。
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大型SC−駐車場広く品豊富
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| 大型商業施設の開業日には多くの客が訪れた=2006年10月、鹿児島市のフレスポジャングルパーク |
公共交通機関の限られた鹿児島では自家用車で買い物に行く人が多く、「駐車料金が無料か低額のSCになる」というのは鹿児島市の会社員重留啓作さん(36)。鹿屋市の主婦久保由美子さん(44)も「商店街も捨てがたいが、駐車場が不便なことが多いので敬遠しがち」と打ち明ける。また、重度の身体障害者で車いすを利用している奄美市の後藤美智子さん(59)は「車いす用のトイレや駐車場が整備されており、店内も段差が少なく、安心して買い物できる」と話す。遠くてもSCまで出掛けるという。
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1カ所で何でもそろう豊富な品ぞろえも大型SCの特徴だが、人によって評価が分かれるようだ。買い物好きで「衝動買いが得意」という十島村の公務員藤井浩幸さん(33)は「1日に何回見て回っても飽きないし、店員の目を気にせず買い物に集中できる。お金はたくさん使うけど…」とSCを支持。逆に、兵庫県加東市の峯松憲二さん(63)は「SCだと衝動買いで予算オーバーする」という理由で商店街に1票を投じた。 











