家庭用ロボット身近に
東京・秋葉原の家電量販店九十九電機パソコン本店にあるロボット売り場「ツクモロボット王国」。家庭用ロボットや組み立てキット、関連部品などが並ぶ。
売り場に入ると、球形に近い人形型ロボット「イフボット」(ビジネスデザイン研究所製、49万5000円)が出迎え、「お名前教えて」と声をかけてくる。
黙って説明文を読んでいると、無視されたと認識したか「嫌な感じね」と話す。内蔵カメラが人間を認識、音声合成装置で発言、反応を見ながら相手に合った発言をする。目の瞬き、手を動かす動作など人間のように対応する。
キティちゃん型のロボットなど2台も並んでおり、こちらは40万−50万円台。「これまでに数個売れた」と店員は話す。
ソニーのイヌ型ロボット「AIBO(アイボ)」の発売が幕開けとなった家庭用ロボット。現在は、40万−50万円台の癒やし系、10万円台の二足歩行型、数万円クラスの格闘技型、1万円以下の玩具型と多彩なロボットが商品化されている。
今の家庭用ロボットはパソコンの初期に似ている」と専門家は指摘する。二足走行ロボットで徒競走やサッカー、相撲などのイベントが盛んに開かれ、学生やマニアが熱を上げる。
すでに円盤型の掃除ロボットやインターネットを使う留守番ロボットは、実用化されている。
音声合成・音声認識システムと人工知能を使うかわいらしい人形型ロボットはまだ高価だが、一人住まいの高齢者などの癒やし系ロボットとして期待できる。
2025年の社会を描く安倍内閣のイノベーション25戦略会議がまとめた中間報告は「(2025年には)ロボットが家庭に普及し(主婦は)家事から開放される」と強調している。
パソコンはマニアや若者が使いオフイス、家庭へ広がった。家庭用ロボットもいずれ身近になるだろう。





















