アーカイブス配信へ着々
NHKは、放送済みのテレビ番組をデジタル化し蓄積しているNHKアーカイブス(埼玉県川口市)の映像コンテンツなどを有料配信するサービス「アーカイブス・オンデマンドサービス」を来年中に開始する。
現在、国会に提出されている放送法改正案にこのサービスが可能になる条文が盛り込まれているため。参院選挙を控えた政局で、同改正案は継続審議になり、次期国会で成立を目指す。
同案が成立すると、NHKはサービスの準備に入り、来年中にスタートさせる方針だ。
では、アーカイブス・オンデマンドサービスとはどのようなものか。
NHKは放送済みのテレビ番組など約6000点を蓄積、デジタル処理された番組の一部を公開している。これらを見るには、川口市のNHKアーカイブスか全国のNHK放送局へ出掛けなければならない。
家庭へのブロードバンドの普及で動画投稿サイトが人気を呼ぶなど映像コンテンツに関心が高まっている。
そこで、NHKも放送済みのテレビ番組を活用し、アーカイブス・オンデマンドサービスを始めることになった。
総務省は、「あまり安い料金を考えないで」と民業圧迫を避ける意向を示している。
NHKはすでに「アーカイブス・オンデマンド推進室」を発足させ、事業開始に向け準備を進めている。
放送法改正案が成立すれば放送済みの番組をサーバーに蓄積、契約を結んだ視聴者はパソコンやネット対応薄型テレビ、携帯電話で見落とした番組やニュースを見ることが可能になる。
料金は月額1000−1500円程度、特別番組1本当たり200−300円の2本立てになるのではないか。
1960年代の「新日本紀行」などアーカイブスの番組を見たり、通勤電車の中で見落とした朝ドラやニュースを携帯電話で見るなど新しいテレビ番組の視聴スタイルが広がる。





















