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2008 02/17 本紙掲載

IT最前線

赤ちゃん言葉の専門サイト

 「ぶーぶー(車)」「ままー(お母さん)」などゼロ歳の赤ちゃんから3歳までの幼児がいつどのような言葉を発したかをデータベース化し、検索できるウェブ実験サービスが始まった。子育て中の若いお母さんに人気を呼びそうだ。
 NTTレゾナントのポータルサイト「goo(グー)」の実験サイト「gooラボ」で始めた「こども語辞書」だ。
 サイトには500人のお母さんから集めた赤ちゃん、幼児語約5000語を収録。言葉を50音別、ジャンルなどで検索すると、生後何カ月ぐらいで発する子どもが多いかをグラフで見ることができる。
 例えば「ばぁ」という言葉。意味は「いないいないばぁ」で、平均習得年齢は生後13カ月。11カ月で発する赤ちゃんが17%、最も多いのは14カ月で28%。生まれて4番目に覚える言葉だという。
 サイトを開発したのはNTTコミュニケーション科学基礎研究所の小林哲生さん(34)。東京大学大学院で心理学を専攻、NTTに入社して乳幼児の言語発達過程の解析とウェブサイトでのサービスを提案、実験サービスまでこぎ着けた。
 開発が決まるまでがユニークだ。NTTの研究所の20−30代7人で構成する「若手委員会」が行った研究テーマの募集に応募し優秀賞を獲得。若手委員会は若い発想で研究テーマを選び出すため作られた組織で権限を持つ。
 小林さんは「このようなサイトは世界でもない」という。若いお母さんが赤ちゃんの発する言葉を聞き、平均的な赤ちゃんと比べどうだろうかと検索する。育児書とは違う臨場感のある答えを得られ、育児や知育の支援サービスになる。
 gooには赤ちゃん関係の情報を集めた「gooベビー」というサイトもある。ネット上で爆発的に増殖するウェブサイトの中に想像を超えるものが出てきている。

(ITジャーナリスト・杉山隆二)
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