ファミリーレストランの玄関に置かれた空席待ち表に書かされるカタカナ名をつい思い出した。鹿児島市内の繁華街で放置自転車を見回る人たちの胸に下がる名札を見たときのこと。
白い紙に黒い字で、例えば「タニグチ」と記してある。字も大きくて、わかりやすい。名札は前からあったようだが、こんな名札だったか。この人たちが所属する市シルバー人材センターに聞いてみた。
「カタカナ表記にしたのはこの4月から。駐輪場業務が指定管理制になったのを機に、市民への接遇をもっと大切にしなければ、という機運が会員の間で生まれました」とセンター理事の谷口廣一さん(70)。
わかりやすく自分の名前を示すことで、仕事に対する自覚と責任感も高まるのでは、と考えた。カタカナは、福岡市のセンターを参考にしたという。同姓の場合、名の頭文字2文字を姓の下に添える。
名札は、ひもで首にかけるタイプ。透明なケースに入っている。縦7センチ、横10センチ。約120人分の姓を谷口さんが自分でパソコンに入力。プリントした紙を裁断した。
以前の名札は胸にピンで留める小さなもの。漢字表記だった。 |
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