11月29日昼すぎ、鹿児島市本港新町の北ふ頭に、見慣れない船が停泊しているのに気づいた。白と水色の塗色。巡視船にも見えるが、ちょっと違う。
長崎丸と書いてある。甲板でペンキを塗っていた船員に声をかけると、長崎大学の船という。誘われて乗船した。
同大水産学部助教授で、一等航海士の森井康宏さん(44)によると、この船は1986(昭和61)年に建造された練習船(842トン)で、乗組員は森井さんら22人。同学部水産学科の4年生7人を乗せて同月21日に長崎を出港。東シナ海で操業訓練や海洋観測を行って28日に鹿児島に入港した。
1年に2回ほど鹿児島に寄港しており、今回も今年2回目。鹿児島では桜島の温泉に入ったり、買い物をしたりしているとのこと。イモ焼酎の瓶をさげて船に帰ってくる人もいる。「船上で3年生までは禁酒。4年生は自己管理で飲んでいい」と森井さん。
「長年海を見てきて魚が減ったと感じる」と言う。中国漁船の影響らしい。国の予算の関係などで練習航海の日数が短くなり、船も1隻減った。「将来的にこれでいいのかな」と森井さんは心配した。 |
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