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06/12/09
夕刊掲載
ビル冷房用の機器
<185>  ハチの巣鉄管
 
▲コンクリートの台座に収まった鉄管
 
マチカド?散歩 鹿児島市荒田1丁目の会社の前に、ハチの巣のような鉄管が2個置いてある。会社のシンボルとして設置してあるように見える。何に使われる鉄管なのか。
 空調機の施工・洗浄、温泉配管の洗浄などを手がける「ナンセン」。社長の玉利賢介さん(61)によると、この鉄管は、大きなビルの機械室で使われていた冷房用のコンデンサー。鉄管の中には細い銅管がたくさん走っていて、フロンガスが流れ周りの水を冷やす。直径76センチ。長さ15メートルあったのを、両端部を切って持ち込んだ。
 こんな鉄管を洗浄する仕事をしていたため、創業地の住吉町から移転し本社ビルを33年前に建てたとき、看板代わりに据えた。「管に水あかが付くと、熱交換が悪くなるんです。洗浄すると、よく冷えるようになる」と玉利さんは説明する。
 時が流れて、冷房は水冷式から空冷式に変わり、コンデンサー洗浄もフィン洗浄へ移った。現在、このような鉄管を使っている事業所は、ほとんどなくなったという。今も空調の仕事がメーンであることに変わりはないが、床暖房、光触媒施工など新しい仕事が加わった。「それでも洗浄は付きもの」だ。
 
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