このビル、人の顔に見えませんか。ベランダの円が目や鼻の巣、駐車場が口、最上階のつり上がったひさしが、まゆ毛に見えなくもない。左右対称であるところが、一層そう感じさせるのかもしれない。
鹿児島市平之町の千石馬場接骨院。院長の川田英樹さん(35)が2002年11月に開いた。鉄筋3階建てのビルを建てるとき、設計者に特に注文はしなかったものの、「おしゃれな感じに」とだけ伝えたら、こうなった。
「これまで何人かに顔に見えると言われましたが、それほどは言われません」と川田さん。
むしろ接骨院の名前にこだわったらしく、「長くてごつごつしているとか言われましたが、あえて昔の地名をそのまま使いました。以前、市電の千石馬場電停が目の前にあったんです。地域密着をめざす意味も込めて、この名前にした」。川田さんはこう説明する。おかげで、逆によく覚えてもらえるという。
場所柄、中学生からお年寄りまで患者の年代は幅広い。多い訴えは腰痛、首、肩の痛み。川田さんは基本的に手で施術する。「同じ姿勢を続けていると筋肉に負担がかかります。できるだけ体を動かして」 |
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