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07/01/20
夕刊掲載
子供と親へ贈る言葉
<189>  墨字の看板
 
▲看板のことを尋ねる通行人も少なくない
 
マチカド?散歩 国道3号を通るたび、気になっていた看板がある。理容店の店先。黒地の看板に張られた白い紙に、黒い字で何やら言葉が書いてある。いったい何なのか。
 鹿児島市下伊敷1丁目の理容マツダ。店主の冨田一秋さん(59)によると、歩道を通る子供と親に読んでもらいたくて10年くらい前から看板を出した。内容は学校や教育に関するもの。本などから自分が気に入った言葉を選んでいる。
 看板には字が映えるよう黒ペンキを塗った。障子紙を半分に切った紙を看板に掛け、裏表両面に2通りの言葉を墨字で書く。言葉は半月ごとに入れ替える。
 娘さんが伊敷中学校時代にソフトボール部に入ったのが縁で、同部の指導を続けている。「ソフトを通じて子供たちが強くなれば」との思いがある。子供たちには、あいさつなど声を出す大切さを教えている。
 「声を出すことは自信につながる。自信がつけば、いじめにも遭わない」。こう言う冨田さん自身、小学校の6年間いじめられた体験を持つ。「ただ、当時は先生が一生懸命だった。家によく来てくれた」と振り返る。
 
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