鹿児島市西千石町の西田橋近くにある焼き肉店「烈家」の前を通りかかり、入り口の看板を見て笑ってしまった。「爆睡中」と書いてあるのだ。
時は午後4時ごろ。休憩時間なら、「準備中」とか「支度中」とか「休憩中」とか掲げてあるのが一般的だが、ここの場合、何か意図がありそう。
ひげ面の店主泉哲志さん(34)が教えてくれた。「眠っているからですよ。よく昼寝しますから」。昼の部が終わる午後3時から夜の部が始まる午後6時までの間に座敷や長いすで仮眠をとる。
縦20センチ、横60センチ、厚さ3センチの看板は、杉板を使って泉さんが手作りした。爆睡中と文字を彫り込み、できた溝に赤いペンキを塗った。営業時間に裏返す片方には、普通に「営業中」と書いてある。
元大工だった泉さんは、「物を作るのが好き。道具さえあれば何でも作る」と言う。店内のカウンターや台なども自分で作った。
「爆睡中」は好評のようで、おかげで店を覚えてもらえる。夕方、「まだ爆睡中じゃないの」と言いながら入ってくる客もいる。
「烈火」でなく「烈家」としたのは、「皆が一体感を持てれば」と。
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