鹿児島市新照院町にある国道3号沿いの建物に面白い看板が現れた。看板なのに、風になびいているように見えるのだ。波打つ形がそう思わせる。どうしてこんな看板を考えたのか。
12月16日に改築オープンした池田動物病院。院長の池田耕夫さん(60)によると、「看板らしいものを作りたくなかった。建物そのものでわかればいい、と思っていました」。
その建物は、ペットの病院にふさわしい夢にあふれた色、形をしている。ここに、看板看板した看板を付けるのは確かに野暮かもしれない。「ただ少し目印はほしかった」という池田さんは、市内のデザイナー塩津洋一さん(49)に「街並みに溶け込むような、ちょっと変わった形を考えてほしい」と頼んだ。
できたのが「風になびく看板」。幅1メートル、長さ6メートルのステンレス製なのだが、下部の2カ所を曲げ、さらに少しひねりを入れてあるため、支柱から垂らした布に見える。
「建物が軽やかだから、看板も重くないよう、風を感じるようなものにした。文字通り『風景』というじゃないですか」と塩津さんは話す。支柱の先端にある球は、見る人と周りの風景を映し込む。
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