鹿児島市草牟田2丁目の鹿児島工業高校の道路向かいに「三角店」という屋号の店がある。文字通り「さんかくみせ」と読む。
三方を道路に囲まれた三角州のような敷地に建つためこの名が付いた。1階に店の入った3階建てのビルはまるでショートケーキみたい。2、3階は住居になっている。
店では5円チョコなどの駄菓子、日用品、飲料、切手、印紙を扱う。現在の店主(53)は、いわば2代目。店主のご主人のお母さんが約50年前にここで開店した。当初は木造だったが、1983(昭和58)年に今のビルに建て替えた。お母さんが15年前に亡くなって現店主が継いだ。
店が三角形であるメリットは、「風通しが良くて、防犯上も好都合」と店主。表と裏の道路に面して出入り口が計2カ所あるため、何気なく通り抜ける人もいるらしい。「近くにある県護国神社から見れば、ビルが末広がりになっていていいかもしれません」
学校帰りによく来店する児童や生徒に、店主は声をかける。時にはしかることもある。今は少なくなった駄菓子屋の風情が残る。ぜひ残してとの声もあり「一日でも長くやりたい」と店主は願う。
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