鹿児島市草牟田1丁目の国道3号沿い。シャッターの下りた古店舗の壁いっぱい、いつもプランターの花が飾ってある。使われていないような時代がかった建物を、誰がなぜ飾っているのか。
「あかみ屋精肉店」の建物。店舗を近所へ移したものの、建物は冷凍庫置き場兼倉庫としてそのまま残していた。時がたち、だんだん古くなり、見栄えが悪くなった。
「表通りでもあり、建物を花で飾っては」と考えたのが隣の「きたの商店」の北野なぎささん(57)。精肉店主に提案したら、「いいよ」と了解してもらい、花を飾り始めた。6、7年前のことという。
「建物の中に通り会のイベントで使う道具を置かせてもらったり、イベント時は氷を作ってもらったり、世話になっているので」となぎささん。以来、年中花を絶やさないようにしている。草牟田通り会会長を務める夫・修さん(61)も水やりに余念がない。
プランターは建物の前面だけでなく側面、裏側まで掛け、つるし、置き、あわせて100個余りに上る。今はパンジー、ビオラ、ノースポール、ベゴニアなどが建物を覆う。近所の人も手入れを手伝う。
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