マンションでささやかなガーデニングを楽しんでいるが、今年はハイビスカスを植えてみた。手すり側ならペチュニアとか小さくたわわに垂れ下がる花がふさわしいし、プランターではかわいそうな気もしたが、品種改良のおかげか元気に根付いてくれた。
朝、迷いのない赤や黄色で太陽に向かうハイビスカスの花。そして翌日、咲いた花びらをきちんとまるでつぼみのように畳んでポトッと床に落ちている、その律義に一線から身を引く姿がりりしい。元来ブルー系の地味な花が好みだが、こうも暑いと生活にもキレのある色彩が活力剤になる。
去年から野菜も育てている。トマトとニガウリ。ケチな私は実のなる園芸が好きなのだが、収穫を考えると買ったほうが100倍安い(笑)。でも、日々の成長が面白くその娯楽性を考えれば十分オツリがくる(ほんとケチ)。トマトもニガウリも苗の時から「ワタシハトマトデス、ニガウリデスー」と野菜のにおいがする。特にニガウリはいたずらが過ぎたガキ大将みたいで、クーラーの室外機にまで伸びて絡まり熱風にもがくツルをほどきながら、(こんな男子いたいた)と吹き出してしまう。
「ミドリさん水やりどうしてるの?」と義姉に聞かれた。仕事柄家を留守がちで夏場の水やりは頭が痛い。仲良し女友達に『水やり連絡網』を配り頼んでいるが、こんな時、夫がいればと切に思う(そうじゃない)。
明治生まれのありし祖母のように、あと5年くらいで和服の着こなせる女性になりたい。夏は絽(ろ)、冬は紬、織布と向き合う暮らしにあこがれる。去年やっと浴衣デビューし、今年は事務所の女性スタッフに「浴衣でご飯行こう」と誘った。エッ? と渋るノリの悪いギャル陣にほぼ強制的に浴衣を贈り女4人浴衣&男2人甚平、会社終了とともに着替えて電車に乗った。ジロジロ見られつつもちょっと小気味いい。ユニクロの浴衣なら帯下駄一式4900円。男の一晩の飲み代で和の女になれて、ただの食事会が『想い出の夏ごはん』に昇格なら、安い安い(笑)。
帰省の楽しみに唐仙峡がある。カンカン照りの外界からひんやりとした森と水のオアシスでただただソーメンをいただく。ニジマスの塩焼きとコイのあらい、目新しいものはない、それがいい。地元の人がせっせと働く姿も美しい。満腹&元気になって駐車場に戻ると置いてきぼりにされたワゴンが烈火のごとくすねている。そこから一気に指宿温泉へGO! あぁ結婚した暁には、まず夫を唐仙峡に連れていかねば(全然チゴド!)。


















