掃除なんて大きらいだ!と思っていたのだが、大人になるに従いキレイ好きになっていった。子供のころは整理整頓がまるでダメで、よく母親にしかられたものだ。
きれい好きな母は、ある真夏、汗びっしょりになって棚をふいていたら、上ばかり見て手を高くあげていたもんだから貧血になり顔は真っ青、床にフゥフゥ座りこんでいた。なんで気持ち悪くなるまで掃除するのかと私には理解不能だったが、最近私も、朝目覚めた時「そうだ、今日はダスキンの日だった!」と思うと、朝食もせず掃除機をかけ、その後床→トイレ→玄関→ベランダと、汚れの軽い→ひどい場所に向かってモップ掛け開始。それが終了するとホコリをかぶった体をシャワーで洗い、そのついでにバスルームのタイルをたわしで洗い、その湿ったバスルームは洗濯する前の使用済みタオルでふいて、最後に他の汚れ物と一緒に洗濯機にかける。
「あー片付いた!」気分はスッキリ、のはずなのだが元来私は低血圧。気づくとクラクラ。そんな折にピンポーン♪とダスキンのお兄さんはやってきて、私は無理やり汚したモップを新しいのと交換するわけである。たかだか1000円ぽっちのモップ交換に、なんで貧血までおこしながら掃除するのか…母と同じだ(笑)。
最近戸棚の整理をして面白かったのは、試供品の数々。1回分ずつ仕分けされているシャンプーやリンス、化粧水、乳液…。ホイホイ喜んでもらう割に実は使っていない。出張の時にと思っても万が一肌に合わなかったら旅先で困るなぁ、と敬遠しているうちに結局、たまりにたまって全部集めたら1本の化粧品になるのでは、と思うくらいあった。
その話を友人にしたら、「今引っ越しの整理をしてて、シャンプーとかは買い足さずに試供品を使って、次の家に持ち越さないようにしているのよ」…なんとオンナとは涙ぐましい生き物なのか(泣)。試供品を使い切る前に、履かない靴を処分した方がよっぽど荷物が減ると知っていても、そういうチマチマした道を選びたがる特性。私は、小さな試供品たちをアルミの空き箱に入れた。大きさは大小さまざまだがクッキーの仕切りを生かして一番前に並べ、他の買い置きの品物も配置するとなんだか駄菓子屋さんの台みたいにかわいい。で、時計を見たらもう夜の1時。ああいけない!と急いで寝支度をするがベッドにつく前にもう一度戸棚を開けて「やっぱりカワイイ」とにんまり。
1人だからこそ、こんなくだらんことに没頭できる秋の夜長を幸せと思う私はやっぱりヘンかなァ(ヘンだよ)。


















