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■ 柴井堰の掛け替え 05/03/25

 串良川にかかる川原園井堰(いぜき)は、木の枝を束ねて並べた、昔ながらの柴井堰。毎年、人々の手で掛け替えられ、いまも串良町有里・岡崎・下小原地区の水田300ヘクタールに水を送っている。
 見た目は素朴だが、丈夫さは折り紙付き。1993年の豪雨で、上流のコンクリート製の橋が流されても、堰はびくともしなかったという。

切り出し
 3月になると、土地改良区のメンバー数人が山に入り、マテバシイを切り出す。井堰づくりには、丈夫で枝の張り具合も適度なこの木しか使えない。リーダー格の出水園利明さんが手際よく大きさをそろえ、青竹で締める。1束の長さは約150センチ、重さは約30キロ。60メートルの川幅を埋めるには、150束の柴が必要になる。「堰がかからんと、田植えができん」と、作業は雨の日も続けられた。(03/22 撮影)

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掛け替え
 冷たい水に胸まで浸かって去年の柴をはずし、新しい柴を掛けていく。明治以来、堰の高さは「水面より五分(約1.5センチ)低く」と決まっている。それより高ければ、下流の東串良の水が足りなくなり、低ければ、串良の田畑が潤わない。長年の経験と勘を頼りに高さをそろえ、隙間ができないよう丁寧に柴を並べる。作業開始から約3時間、見事なダムができあがった。

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 掛け替え前の川原園井堰。稲刈りが終わると、堰の半分をはずし、水路への流量を減らす

<静止画>
水神に焼酎や米、塩を捧げて作業の安全と豊作を祈る。作業する人たちも、川に入る前に、焼酎を口にして身を清める

<静止画>
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