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れんが蔵で密閉封印され、味が深まる▼
れんが蔵で密閉封印され、味が深まる
大正時代に建てられたという、れんが造りの鉄幹蔵
▲大正時代に建てられたという、れんが造りの鉄幹蔵
 
(3) オガタマ酒造
 薩摩川内市永利町の石神神社境内には、樹齢約800年の神木オガタマの大樹がそびえている。オガタマ酒造の名はこの神木に由来する。ちなみに、鹿児島県内でカタカナの屋号を持つ蔵元は極めて少ない。

製法、ラベルにもこだわり

 「うちの焼酎造りの基本的な考え方は温故知新。昔の匠(たくみ)の技を大切にして、今の時代に合った焼酎を造っていくことですね」と語る、製造部次長の上中真人さんの案内でれんが蔵へ。歴史を感じさせる蔵の中には、今では珍しい和製の仕込みかめが並ぶ。 仕込みを終えたかめは密閉封印され、5年間貯蔵される。長い歳月の中で蔵の柱や壁にすみついた酵母が、焼酎の味をさらに深いものへと変えていく。

若い蔵子たちが故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る
▲若い蔵子たちが故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る
 「オガタマの焼酎はほとんどがかめ仕込みで、水は冠岳の伏流水だけを使用。水の良さが焼酎の絶妙な味を出しているんですよ」と上中さん。5年貯蔵の『蛮酒の杯』、古式かめ仕込み『鉄幹』、ここでしかできないサツマイモ・ゲンチイモを使った『さつまげんち』など、どの焼酎にもこだわりが詰まっている。そして、こだわりの極め付きは『鉄幹』の和紙のラベル。
 「1枚1枚手作業で縁をけば立たせ手張りしています」
(「てぃーたいむ」2006年6月号掲載)

info
所在地
薩摩川内市永利町2088

電話
 0996(22)3675


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