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木桶蒸留器もこだわりの表れ。歴史を感じさせる看板(左下)▼
木桶蒸留器もこだわりの表れ。歴史を感じさせる看板
 
(12)薩摩酒造 明治蔵
 薩摩半島の南、東シナ海の黒潮が打ち寄せる港町・枕崎。1992(平成4)年、『さつま白波』の蔵元である薩摩酒造は、花渡川のほとりに立つ創業以来の本社工場を、見学ができる資料館「明治蔵」として一般に公開した。古い物は百年以上も使い込まれているという仕込み●(がめ)や社員手作りの木桶(きおけ)蒸留器、石造りの貯蔵庫などを使って、黒瀬杜氏による昔ながらの焼酎造りが行われている。

芋焼酎の原点と未来探る
レトロな外観の明治蔵
▲レトロな外観の明治蔵

 案内してくれた広報宣伝課長の上井規雅(のりよし)さんによると、「芋焼酎はまだ未完成」とのこと。「焼酎を造るのは麹(こうじ)や酵母といった微生物。より良い芋を育てたり、造りの技術を磨くことが私たち人間の仕事です」。

 薩摩酒造では、昨日よりも今日、今日よりも明日と、芋焼酎をもっとおいしくするために、原料の芋や麹・酵母の開発、江戸・明治時代の古式製法の再現など、芋焼酎の可能性を探るさまざまな研究や商品化に取り組んでいる。

資料館には表情が楽しい紙粘土人形も展示
▲資料館には表情が楽しい紙粘土人形も展示
 「明治蔵」では、実際の焼酎製造の工程見学のほか、焼酎造りの様子を表した紙粘土人形や酒器なども展示する。原料芋の品種が違う5種類の焼酎の飲み比べ、こだわり焼酎の試飲もできる。また、隣接する花渡川ビアハウスではサツマイモが原料のビール(発泡酒)も販売されている。

 ●は「甕」(雍の下に瓦)

(「てぃーたいむ」2006年10月号掲載)

info

所在地 
枕崎市立神本町26

電話 
 0993(72)7515

工場見学あり/9時−16時 (ビアハウスは11時−20時)
 休 年末年始
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鹿児島の本格焼酎 蔵元を巡る「焼酎蔵探訪」サイトです。
 

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