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  鹿児島の焼酎蔵元めぐりタイトル
黒瀬杜氏の熟練の技で製麹(せいきく)
▲黒瀬杜氏の熟練の技で製麹(せいきく)
昔ながらの製法を守る木樽蒸留器▼
昔ながらの製法を守る木樽蒸留器
 
(16) 白金酒造
 桜島を抱く波静かな錦江湾の奥に位置する姶良町。鹿児島市から海沿いに車で約30分ほど進むと、趣のある古い石蔵が国道10号をはさんで向かい合っている。白金酒造は1869(明治2)年創業、鹿児島でも屈指の古い歴史を誇る焼酎蔵である。石蔵は国の登録有形文化財にもなっている。

昔ながらの造りにこだわり
歴史を物語る石蔵
▲歴史を物語る石蔵

 蔵を案内してくれた川田庸平さんによれば、創業者の川田和助がこの地で白銀の名水と出合い、白金酒造の前身・川田醸造店を興し『和助焼酎』を販売したのが蔵の始まりという。

 「あえて時代遅れを選ぶ、そんな蔵があってもいいと思います」という川田さんの言葉通り、毎朝5時に曽於市から届けられる新鮮なコガネセンガンを選別し、皮をむいて両端をカット、国産米を使った麹造りから1次・2次の仕込みを経て、杉の木樽(きだる)蒸留器で蒸留、そして土中に埋められたかめつぼで熟成と、すべての工程に人の手をかけ、手間と時間を惜しまない昔ながらの焼酎造りが行われている。

屋根裏にある焼酎とくつろぎの空間
▲屋根裏にある焼酎とくつろぎの空間
 大正年間から地元で愛飲されているロングセラー『白金乃露』、杜氏(とうじ)頭を務める黒瀬東洋海さんが明治時代の『和助焼酎』を復活させた『●(かめ)仕込木樽蒸留・石蔵』など、石蔵の酒造場で育てられる焼酎には、薩摩の自然と焼酎造りの先人への感謝と尊敬の念が込められているようだ。

  ●は「甕」(雍の下に瓦)

(「てぃーたいむ」2006年12月号掲載)

info

所在地
姶良郡姶良町脇元1933

電話
 0995(65)2103

工場見学あり/10時−16時

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