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職人魂が光る大牟礼杜氏▼
職人魂が光る大牟礼杜氏
肝属川沿いに立つ大海酒造
▲肝属川沿いに立つ大海酒造
 
(21) 大海酒造
 鹿屋市街地からほど近い、肝属川のほとりに立つ大海酒造は、1967(昭和42)年に10の製造業者が協業して創業した。蔵では当初からの代表銘柄『さつま大海』のほか、『海』『海王』『くじらのボトル』など、海にちなんだ数種の銘柄を造っている。
海にちなみ全国と交流
出荷前には必ず酸度、濃度を測定する
▲出荷前には必ず酸度、濃度を測定する

 杜氏(とうじ)を務める大牟礼良行さんは、初代杜氏・黒瀬明氏のもとで18年間修業し、8年前に独立した。「当初は黒瀬杜氏の味を守るのが自分の務めと思っていましたが、3年目ごろからは、自分が本当にうまいと思う焼酎を造ろうと考えるようになりました」。イモや麹(こうじ)、酵母を替え、温泉水を使って仕込む銘柄も開発、昨年は地元の人たちの要望に応え、バラの花を使った焼酎も生み出した。

 大牟礼杜氏は毎年、8月から12月の仕込み時期、およそ120日間蔵に泊まり込む。「仕込み中、1日も帰宅しない師匠に驚いていましたが、いつしか自分も同じ道を歩んでいました」と大牟礼さん。蔵にこもるこの期間は、晩酌と全国の焼酎ファンと交流できるブログへの書き込みを楽しみに仕事をしている。

 地元のイモ生産農家との絆(きずな)も大切にし、折を見ては、グラスを片手に交流会を開くほか、毎年シーズン明けには秋田の日本酒蔵へ研修に訪れる。「日本酒と焼酎、勝った負けたではない。杜氏同士、笑いながら飲むのが楽しいんです」。仕事と人と酒をこよなく愛する杜氏の思いが満ちた蔵だ。

(「てぃーたいむ」2007年3月号掲載)

info
所在地
鹿屋市白崎町21の1

電話
 0994(44)2190


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