鹿児島市から南5152キロ、奄美群島と沖縄本島の真ん中に位置する沖永良部島は、島のほとんどがサンゴを起源とする石灰岩から成る「サンゴ礁の島」。エラブユリ、フリージアなど花栽培が盛んなことから「花の島」としても知られる。
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| ▲銘柄が書かれた蔵の塀(へい) |
1969(昭和44)年創業の沖永良部酒造は4つの蔵元(徳田酒造、竿田酒造、沖酒造、神崎産業)からなる共同瓶詰め会社。代表銘柄『稲乃露』や『えらぶ』をはじめ、奄美群島初の試みとなる音響熟成の『花恋慕』、海洋深層水を使用した『はなとり』などを瓶詰め、出荷している。
今回訪れた蔵元の一つ「徳田酒造」は沖永良部酒造の約7割の焼酎を製造している。蔵の塀には、「泡盛・稲乃露」の文字が書かれていた。「もともと戦前まで島の酒といえば、米で造る沖縄の泡盛でした。戦後の米不足により黒糖を使っての焼酎造りが始まりましたが、昭和40年ごろまでは泡盛として売っていたんですよ」と徳田英輔専務
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| ▲かめ壺仕込みの新商品も開発中 |
蔵では、黒瀬杜氏の宿里英司さんの厳しい管理の下、11月から5月にかけて約2000石を製造している。宿里さんは笠沙町(現南さつま市)の出身で、60(昭和35)年から沖永良部島の黒糖焼酎づくりに携わり、その製造技術を大きく進歩させた。2005(平成17)年、県知事から優秀技能者として表彰された宿里さんは、「沖永良部島はとても住みやすい土地。島民に愛される焼酎造りを続けてきただけです」。今や沖永良部島の黒糖焼酎は、島内だけでなく県内外でも人気が高まっている。
(「てぃーたいむ」2007年5月号掲載)
info
所在地
大島郡和泊町和泊536
電話 0997(92)1146
0997(92)0185(沖永良部酒造)
工場見学あり/8時半−17時(要予約/沖永良部酒造)
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