1927(昭和2)年創業で、島でも古い蔵の一つ西平酒造。祖先は奄美大島に沖縄の泡盛を初めて伝えたという。蔵は名瀬港から内陸部へ車で5分ほど走った新川沿いに立つ。
「奄美群島が日本に復帰する前は、泡盛はもちろんサイダーやビールなどの商品も製造販売していました」と西平功代表取締役。
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| ▲新川沿いに立つ西平酒造 |
さんご礁の広がる海の深層からくみ上げた水を使って仕込む『珊瑚』や、島で「愛しい人」の意を持つ『加那』を製造している。かめ壺(つぼ)で仕込み、樫樽(かしだる)で2年以上熟成させた『加那』は美しい琥珀(こはく)色が特徴だ。
見せたいものがありますと西平さんに案内された酒蔵の両脇には樫樽がずらりと並び、中央にコンサートや芝居のできるホールが設けられていた。「ここで年に数回島唄(しまうた)やクラシックのコンサートを開いて、『音楽を聞かせながら』熟成させています。焼酎とともに奄美の文化や情報も発信していけたら」と西平さん。
黒糖や水の選別、発酵管理など伝統を重んじた焼酎造りにこだわる創業80年の蔵は、奄美の魅力を内外に伝える“情報発信地”の役目も果たしている。
(「てぃーたいむ」2007年7月号掲載)
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所在地
奄美市名瀬小俣町11の21
電話
0997(52)0171
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