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| ▲プライベート商品用に原酒をかめ壺でじっくり熟成 |
南種子町商店街の一角に酒蔵を構える上妻(こうづま)酒造は1926(昭和元)年の創業。現在の上妻博見社長は3代目で、弟の博穂さんが杜氏(とうじ)を務める。十数年前までは『南泉』だけだった銘柄も、黒麹(こうじ)を使った『黒麹南泉』、「紅ろまん」という品種の赤米の麹を使った『宝満』、紫イモが原料の『種子島むらさき浪漫』など“新顔”が加わっている。
町内産の「シロサツマ」で造る『南泉』は軽快かつまろやかな味わいで地元の強い支持を得ている。「地域の皆さんに育ててもらいましたので、焼酎ブームの時も地元だけは切らさないように心掛けました」と上妻社長。どの銘柄も原料のイモはすべて島内産で、契約農家の畑で掘り出された新鮮なイモをその日に洗い、翌日に蒸し、次の日には仕込む。
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| ▲瓶詰めされた焼酎に1本ずつ丁寧にラベルを張る |
焼酎の出来を大きく左右する米麹の温度管理は感覚だけが頼り。「五感を総動員する必要があり、特に赤米は蒸し加減が難しいですが、飲んだ人においしいと言ってもらう喜びを思うと苦になりません」と語る博穂さんは、祖父の代からの老練の杜氏に5年間みっちり学んだ。
伝統の味を兄弟で守り、「地元の人に晩酌で楽しんでもらうことが一番うれしい」という種子島を愛する姿勢が味ににじむのだろうか、島外での人気も着実に高まっている。
(「てぃーたいむ」2007年7月号掲載)
info
所在地
南種子町中之上2480
電話
0997(26)0012
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