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  鹿児島の焼酎蔵元めぐりタイトル
▼酒母(1次もろみ)の撹拌(かくはん)は蔵子の勘と経験が頼り
酒母(1次もろみ)の撹拌(かくはん)は蔵子の勘と経験が頼り
 
(32) 雲海酒造 出水蔵
 大化の改新のころ、豊富な湧(わ)き水に由来して「出水」と記されるようになったといわれる出水市。かつては殿様へも献上したという御前(ごぜん)水が湧き出る九州屈指の名水の地で、雲海酒造出水蔵は伝統の職人技と先進のテクノロジーを一つにして、「よりうまい焼酎」を飽くことなく追い求めている。

名水の地で受け継ぐ味

出水手造り蔵
▲出水手造り蔵
 紫尾山系の豊富な地下水と鹿児島産の厳選されたサツマイモ(黄金千貫)を使って仕込む本格焼酎は五銘柄。代表的な『さつま木挽』は、甘みとコクのあるしっかりした味が特徴で、幅広い年齢層に人気がある。平成18(2006)年には黒麹ならではのふくよかな香味、切れのある味わいの『さつま木挽・黒麹仕込み』を、今年六月には原酒ならではの深い味、甘く華やかな香りを堪能できる『さつま木挽・原酒』を発売した。

 広大な敷地の一角にある「手造り蔵」では、創業時から変わらない手麹(こうじ)造り、甕(かめ)仕込みを採用。昔ながらの木桶蒸留器などを使い、一つ一つの工程をすべて手作業で行っている。土中に埋められた甕は古くから使われているもので、仕込みの最盛期には杜氏(とうじ)や蔵子らが麹付けや、かい入れをしている姿が見られる。

「蔵の味」が染み付いた桶
▲「蔵の味」が染み付いた桶(おけ)
 ここで作られているのが『甕匠(かめのたくみ)』。黒麹を使って甕で仕込み、出来上がった原酒を味わいがまろやかになるまで貯蔵熟成する。「本格芋焼酎らしいコクと深みのある風味が、焼酎通に愛される焼酎です」と杜氏の日高良則さん。手造りのため生産量には限りがあり、数量限定で出荷している。

(「てぃーたいむ」2007年8月号掲載)

info

所在地
出水市上鯖淵532の1

電話
 0996(62)0043

ホームページ
http://www.unkai.co.jp/

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