身の丈約5メートルの巨人が町を練り歩く弥五郎どん祭りで有名な曽於市大隅町岩川。町の中心部にある岩川醸造は明治3(1870)年の創業で、石造りの煙突が長い歴史を感じさせる。
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| ▲「イモ切り、選別」は重要な作業 |
鹿児島県出身の落語家やタレントを起用した独創的なテレビCMと、『ハイカラさんの焼酎』『おやっとさあ』など個性的なネーミングで知名度を上げてきた。一方で、低価格ながら高品質路線を貫き、安定した人気を得ている。画期的な普及価格は、コスト削減など地道な企業努力によって実現した。「安かろう、まずかろう、では後が続かない。中身に自信があるからこそ、胸を張って宣伝もできます」と専務の鹿島秋人さん。
「おやっとさぁ(ごくろうさま)」と声に出してみると、とても温かい気持ちになる。鹿児島弁の素朴でぬくもりに満ちた語感が疲れを癒やしてくれるようだ。1日のダレヤメ(疲れ止め=晩酌)に「おやっとさぁ」の焼酎−絶妙のコンビネーションだ。
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| ▲厳しく管理された製造工程 |
また、芋焼酎独特の香りを抑えた軽やかな味わいの『薩摩邑(むら)』は、首都圏を中心に好評を得ている。かめ壺(つぼ)で長期熟成した『薩摩邑 かめつぼ熟成』、甘みの強い生食用の紅サツマで造る秋限定の『紅芋薩摩邑』も人気だ。しかし、「地元の人に愛される焼酎でないと、都会でも受け入れられないと思う。まずは地元で愛される、安心して飲んでもらえる焼酎造りを守っていきたい」と、鹿島さんたちはあくまで地域密着にこだわっている。
(「てぃーたいむ」2008年2月号掲載)
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所在地
曽於市大隅町岩川6557−6
電話
099(482)1151
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