県立吹上浜海浜公園にほど近い松林に立つ瀟洒(しょうしゃ)な洋館が薩摩萬世松鳴館。明治32(1899)年から旧加世田市街地で操業していた萬世酒造が2005(平成17)年11月、現在地に移転した。
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| ▲製造工程を楽しく学べる |
毎年初夏に開かれる「吹上浜砂の祭典」のメーン会場に隣接するため、砂像の景観にマッチするよう設計されたという建物は、美術館のようなたたずまい。館内には流水のモニュメントや製造工程の見学コースのほか、ジオラマやレプリカを使った「焼酎ができるまで」の展示コーナーや、南さつま市出身の画家・野崎耕二さんが描く「ふるさとの風景」を展示するギャラリーも併設されており、工場見学と絵画鑑賞がゆったり楽しめる。 「萬世」とは永遠ということ。時代が変わっても変わってはならないもの、受け継いでいかなければならないものを守り、永遠に飲み継がれる焼酎造りにこだわっている。
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| ▲野崎耕二氏ギャラリー |
「同じサツマイモと麹、蒸留器で造っても、蔵によって味が全く異なるのが焼酎造りの面白いところ。居着いた菌をよりよく生かすのが私たちの仕事です」と工場長の中島雅毅さん。黒瀬杜氏の伝統を守りながら、真面目で丁寧な焼酎造りに余念がない。
夜間は建物がライトアップされ、昼間とは違う表情を見せる。
(「てぃーたいむ」2008年3月号掲載)
info
所在地
南さつま市加世田高橋1940の25
電話
0993(52)0648
見学/9時−16時
休み/第3日曜日、年末年始(12/30-1/2)
※見学は年中可能。ただし、焼酎製造の時期は9月中旬−12月初旬
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