「院内の警察」といわれる衛視。国会議事堂の門や本会議場、委員会の前に立ち、議員や秘書、公務員などの記章をチェックする。堅いイメージが強いなか、自他ともに認める「ネアカ」。国会参観の案内ではジョークを交えながら分かりやすい説明を心掛ける。「『楽しかった』といわれるとうれしくて」。人なつこい笑顔を見せる。
半面、国会が紛糾したときは議員の間に割って入る。「体を張ってでも議事進行を守るのが任務。だから体が資本」。院内の要人警護も業務の一つで、小泉純一郎元首相を担当した。「とにかくオーラがすごい。人間的な一面を見せることもあり、親しみを持った」
曽於市末吉町出身。末吉高校を卒業後、国鉄職員だった父の影響もあり、制服にあこがれ衛視を選んだ。現在、衆議院事務局には約40人の鹿児島県出身者がおり、うち衛視は7人。通常国会終了後の7月7日前後に開く県人会では鹿児島弁が飛び交う。近年、郷土からの入局が少ないのが悩みという。「国政の最前線に触れられるのが衛視の魅力。ぜひ国会に興味を持って」とアピールした。
東京を中心とした首都圏で鹿児島市の観光情報を発信し、企業誘致や特産品の販路拡大を目指して奔走する。昨年4月に赴任して1年が過ぎた。「鹿児島では珍しくないと思っていた桜島大根がこちらでは人気。自分の意識とのギャップに驚かされることが多い」
志布志市出身。志布志高校を卒業するまで地元で過ごし、福岡市の西南学院大に進学。「人の役に立つ仕事がしたい」と1993年鹿児島市役所に入り、行政管理、企画調整課などで経験を積んだ。「各部署の仕事内容を把握するなど全庁的な視野を身に付けることができ、今に役立っている」と言う。
名刺には「鹿児島はアツアツなの」とのコピーが躍る。NHK大河ドラマ篤姫は首都圏でも大好評。「百貨店などの物産展で『篤姫コーナーや観光コーナーを設置してほしい』との申し込みがこれまで以上に増えている」と明かす。
物産展の会場では“篤姫効果”による盛り上がりを実感する。「来場したお客さんに『この前鹿児島に遊びに行った。桜島がすごくよかった』などとじかに聞くとうれしい」