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鹿児島わくわく釣行記
<2007/08/09本紙掲載>
外来魚釣って食べて駆除 鹿大が親子体験ツアー/薩摩川内・藺牟田池
 ブルーギルはルアー釣りのターゲットとして人気がある一方、生態系に悪影響を与える特定外来生物に指定されている。7月29日、薩摩川内市の藺牟田池であった自然体験ツアー「池のさかなウオッチング」に参加、外来魚問題について学びながら釣りを楽しんだ。
(文化部・勝目博之)
  66人でブルーギル200匹
▲藺牟田池で外来魚を釣り上げる親子連れ
 ブルーギルは北米原産。全長15センチで主に小魚などを食べる。日本には1960年に静岡県一碧湖に放流されて以降、藺牟田池など各地の湖沼や河川に生息している。
 ツアーは鹿児島大学総合研究博物館の主催。釣った外来魚を観察し、食材として使って効率的に駆除を進めようという狙いで開かれた。鹿児島市や加治木町などから親子66人が参加した。
  講師の神奈川県立生命の星・地球博物館主任研究員の瀬能宏氏(49)がブルーギルが生態系に与える影響について説明。「もともと池に住んでいた生物を食べたり、生物の餌を奪ったりするため、外来生物法で野外に放すことなどを禁止している」と話した。
▲参加者が釣り上げた約200匹のブルーギル
 また薩摩川内市が2006年7月に施行した、藺牟田池で外来魚の再放流を禁止する条例に触れ、「釣りを通して池のあるべき姿を考えてほしい」と訴えた。
 説明後、釣りを開始。さおを持参した参加者もいたが、多くは近くの平原商店でさおを借りた(300円、餌付き)。竹ざお約3メートルに、道糸5号、ハリス0.8号、丸浮き、ワリビシ0.8−1グラム、赤虫針5号がセット。餌は小麦粉と集魚剤を混ぜた団子で、米粒大にちぎって針に付けた。
 午前10時半、岸から1.5メートルほど先に針を投入。あたりが分からず1分ほど待っていたら10センチほどのブルーギルがかかっていた。強引に上げようとしたら、針を真ん中から折って逃げてしまった。店員の竹下勝一さん(40)は「針ごと飲まれるので早めに合わせて」と教えてくれた。
▲から揚げにしたブルーギル
 2投目はあたりの後、グイグイと強い引きが。早合わせし、7センチのブルーギルを釣り上げた。小さいわりに引きが強く、楽しい。参加者も次々と釣り、2時間で約200匹の釣果があった。
 料理はから揚げ。うろこをとり、頭を切り落としてわたを取った後、塩にまぶしてかたくり粉を付け、高温の油でキツネ色になるまで揚げる。鹿児島市の明和小3年の篠崎千穂さん(8つ)は「思っていたよりおいしい。参加して環境問題への興味が深まった。在来魚を守る手伝いができてよかった」と喜んでいた。


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