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鹿児島わくわく釣行記
<2007/08/16本紙掲載>
“鋭い歯”180センチ巨大ハモ 国分沖 霧島市・前原さん
 霧島市国分福島の公務員、前原睦郎さん(48)が7月下旬、ハモか、近縁種のスズハモとみられる全長180センチの巨大魚を釣った。釣った本人はもちろん、漁業関係者も「これほどの大きさを釣ったのはかなり珍しい」と驚いている。
  餌十分食わせ合わす
▲ハモか、スズハモとみられる180センチの巨大魚
 前原さんは釣り歴30年のベテラン。週1回は船釣りを楽しむ。巨大ハモを釣ったのは7月20日、霧島市の国分海浜公園と天降川河口の間で、岸から約200メートル沖、水深は40メートルほど。友人からプレジャーボートを借り、1人で午前6時から釣りを開始した。くもりでべたなぎだった。
 ヒラメ狙いで、まずは泳がせ釣りに使うアジを約40匹、イトヨリやサバなども30匹ほど上げた。15センチのアジで泳がせ釣りをしていたところ、午前11時前、置きざおにしていた1本に、ガツンとあたりがあった。さお先が海中に没するほどの強さで、「大物のヒラメだ」と喜び勇んで早合わせしたが、アジだけ食われて逃げてしまった。
 2匹目を投入後、すぐに同じようなあたりが。「針が口の中に入るまで食わせよう」と、10分ほど放っておいた。その間、さおがグッグッと動き続けた。引き上げようとすると重く、「もう針は入っただろう」と電動リールで巻き上げようとした。しかし、根がかりしたかのように動かない。仕方なく手動で、15分ほどかけゆっくり巻き上げた。暴れ回りはしなかったが、底に向かってずっと引いていたという。
 水面近くでようやく姿を見せ、「歯の鋭さからサメと勘違いした。とんでもないものがかかった」。タモに入りきらないうえ、ウナギのようにぬるぬるすべるため、網に歯を引っかけて船に上げた。かまれる恐怖から、針も外さずにスーパーの鮮魚コーナーに持ち込んだ。
 3枚におろしてもらったが、アジやサバなどの釣果がたくさんあったため、友人にあげたという。「焼いたらおいしかったらしい。次は自分で食べてみようかな」と話す。
 ハモの生態に詳しい志布志栽培漁業センター(志布志市)によると、ハモ、スズハモは東シナ海からアフリカ東部に分布。海底の泥場に巣穴をつくり、夜行性で小魚、カニ、イカなどを食べる。
 両者とも最大2メートルまで成長するが、平均値はハモが0.8−1メートルで、スズハモはやや大きい。また、スズハモはハモに比べ、より岸に近く浅い場所に生息するため、同センターは「はっきり分からないが、スズハモの可能性が高い」としている。


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