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鹿児島わくわく釣行記
<2007/12/06 本紙掲載>
メイタ選手権 28センチピタリ賞2人 鹿児島湾奥
 第5回メイタ(チヌの子)釣り選手権が11月18日、霧島市の福山港など鹿児島湾奥一帯の港で行われた。28センチに近いサイズを狙うというユニークなルールで、今回は2人がピタリ賞。優勝者に話を聞いた。
餌食われた層を狙う/浜砂さん まき餌と付け餌同調/山下さん
▲「あきらめかけていたらヒットしました」と喜ぶ浜砂博俊さん
 鹿児島県の釣り情報をホームページや情報誌に掲載しているフィッシング・グラフ(加治木町木田)の主催。午前6時、福山港で受け付け後、参加者55人は加治木町の加治木港から垂水市の二川港にかけて分かれた。
 釣り方は、10メートルほど沖にまき餌を打って、魚を寄せ集めるポイントを作り、そこに針を投入するもの。福山港で釣っていた棒浮き「遠矢浮き」の開発者、遠矢国利さん(60)=千葉県南房総市=によると、「水温が急に低下して食いが悪く、風、潮の状況も悪い」。
 また、はぐれイルカ1匹がまき餌を狙って港一帯を泳ぎ回り、糸を切られる釣り人もいた。そんな悪条件の中、午前10時半、歓声が起こった。宮崎市末広2丁目の自営業、浜砂博俊さん(40)が28センチのメイタを釣り上げたからだ。
 浜砂さんは午前6時から福山港で、水深15メートルの底を狙っていたがまったく釣れなかった。以前から遠矢さんと交流があり、「底であたりがないときはタナを少しずつ上げ、付け餌がかじられた層を狙う」との教えを実践。底から3メートル上で餌がなくなっていたので、その層を狙ったことが奏功したという。
▲「1時間おきに底までの長さを測ることも大切」と話す山下幸生さん
 午後1時ごろ、今度は検量所でどよめきが。霧島市牧園町万膳の会社員、山下幸生さん(26)もピタリ賞だったからだ。
 山下さんは午前7時から正午まで、同市隼人の永浜港の水深4メートルほどの底で、15−35センチを6匹釣っていた。28センチを上げたのは潮がとまった午前10時ごろ。仕掛けを投入し、1分後に底であたりがあった。チヌ釣りには「まき餌と付け餌の同調が大事」と話す。風と潮が同じ向きのため、仕掛けを投入するポイントより風上にまき餌を打ち、底で付け餌と同じ場所に来るようにしたのだ。
 遠矢さんは「みんな悪条件の中でも粘り強く釣って感心。若い人も多く、鹿児島の釣り界は将来性がある」と話した。


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