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| ▲7.3キロのコウイカを掲げる田淵賢一さん |
「満潮か干潮の1時間が狙い目」で、この日は満潮前後の夕方にさおを出した。山羊島近くの岸壁で、水深は約2メートル。水がきれいで透明度が高く、底まではっきり見えたという。
餌木は3.5寸(約10センチ)で、「日中は目立つ方がよい」と金色を使った。15メートルほど沖に餌木を投げ、底に着いたら1、2回しゃくる。「しゃくった後、餌木が落ちるときにイカが食いつく」からだ。イカが寄らなければ少し巻いて、しゃくることを繰り返し、10投ほどして釣れなかったら、ポイントを変える。
田淵さんは3、4投したところ、目の前をコウイカがすーっと横切って泳ぐのが見えた。早速、近くに餌木を投げ、何回かしゃくっているとさっと食いついてきた。
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海面から上げようとしたところタモの枠が曲がってしまい、初めてその巨大さに気付いた。岸壁上でも墨をまき散らし、ズボンが汚れたという。
奄美の釣り仲間約20人でつくる「アオリ会」で毎月、ミズイカとコウイカの部門で大きさを競っているが、田淵さんはコウイカ5.8キロの記録を大幅に更新した。地元でも「田淵さんは釣りの運がよく、同行者にも運が付く」と評判になっている。
田淵さんは魚拓をとった後、冷凍庫に保存。「コウイカは寝かせるとおいしいのでお盆や正月にみんなで食べたい」と楽しみにしている。次の目標はミズイカの3キロオーバーだ。
ビッグフィッシング(奄美市)の浦江昌史店長(52)によると、奄美ではコウイカはコブシメと呼ばれている。5キロ以上は珍しく、7.3キロは「聞いたことがない」と話す。奄美ではコウイカは1年中釣れるが、1−4月は2、3キロの大物が釣れるという。















