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鹿児島わくわく釣行記
<2008/03/13 本紙掲載>
来た!マダイの季節
 3月に入り、鹿児島県内では開聞沖や佐多沖で乗っ込みマダイが釣れ始めた。この時期は産卵をひかえ、体色は美しくなり「桜ダイ」と呼ばれ、味も良い。6日、開聞沖でマダイを狙ったところ入れ食い状態で、記者を含む4人で5キロを筆頭に30匹以上の釣果があがった。
(文化部・勝目博之)
5キロ筆頭 4人で30匹超
▲大物を抱える(写真左から)山元章功さん、平岡太一郎さん、米倉祥美さん
 午前7時前に南九州市頴娃の大川漁港を遊漁船「第六ふみ丸」(前畑晨男船長)で出港。鹿児島市魚見町の無職、山元章功さん(67)、同市吉野町の無職、米倉祥美さん(63)、同市郡元町の会社役員、平岡太一郎さん(67)に同行した。
 快晴でべたなぎ。30分後に開聞岳の約2キロ沖に到着した。水深は約70メートル。テンビンカゴ釣りで、付け餌、まき餌とも生オキアミ。前畑船長によると、タナは底から10−13メートル上で、2回しゃくってまき餌を出して誘い、あたりを待てばよいという。
 1投目で米倉さんがいきなり2キロ級の雄を釣った。すぐに同じ大きさの雌を山元さんが釣った。マダイは夫婦で行動することが多いため、つがいと思われる雄と雌が相次いで釣れた。
 記者はしばらくあたりはなかったが、午前9時にまき餌を補充するために仕掛けを上げると、手のひら大のチダイがかかっていた。まったくあたりに気付かなかったが、みんなから「さお先はぴくぴく動いていたはず。もっと注意深く見て」とアドバイスされ、集中して見るようにした。
 30分後、さお先が震えたため合わせを入れ、針が外れないようにゆっくりと上げると1キロのマダイだった。それから調子よく1−2キロを4匹釣ったが、あたりが消えた。タナをくまなく探っても、付け餌は食われないままだった。
 思い切ってタナを外し、海底の5メートル上から徐々に探っていくと、底の7.2メートル上でいきなりさお先が海中に突っ込んだ。急いでさおを脇に抱えたが、体ごと海中に引っ張り込まれそうな強さ。電動リールが効かず、腕も震え出した。前畑船長に助けを求めたが、「ハリスは十分太い。自力で釣りなさい。何事も経験」と励まされ、1人で耐えた。
 5分ほどたつと魚も疲れてきたのか徐々に上がり、船長がタモに入れてくれた。船に上げると腹が卵で膨らんだ4.5キロのマダイだった。
 午後1時から風と波が強くなり同2時半に引き上げた。マダイの釣果は山元さんが5キロ1匹をはじめ計10匹以上。米倉さんは5キロ1匹、4キロ2匹など計9匹。平岡さんは4キロを最高に計8匹。記者は計6匹だった。「えびすさまに恵まれた」とみんな大喜びだった。
 前畑船長によると、4月までマダイ釣りが楽しめるという。


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