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鹿児島わくわく釣行記
<2008/03/27 本紙掲載>
マダイ/超特大12.2キロ 佐多沖で瀬脇喜代人さん(鹿児島市・42歳)
 鹿児島市宇宿1丁目の会社員、瀬脇喜代人さん(42)は8日、佐多沖で12.2キロのマダイを釣り上げた。釣り関係者によると、12キロ以上はめったに釣れないという。瀬脇さんは「産卵を控えた乗っ込みでおなかは膨らみきっていた。卵で重量を稼いだ」と喜ぶ。
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▲クーラーボックスに入りきらなかったという12.2キロのマダイを持つ瀬脇喜代人さん
 瀬脇さんは船釣り歴25年で、この時期は乗っ込みマダイを狙う。
 この日は快晴で波、風は弱く「絶好の釣り日和」と瀬脇さん。午前7時に友人2人と遊漁船で南大隅町の根占港を出港した。佐多沖のポイントに到着し、同8時前から釣り始めた。水深は約60メートルで、底から5−10メートル上を狙った。
 テンビンカゴ釣りで、付け餌、まき餌はボイルオキアミ。この日は大潮なので仕掛けが潮に流されて沈みくいと判断し、通常より2ヒロ(約3メートル)長めの8ヒロにした。
 しかし、予測は外れ、潮はさほど流れていなかった。短くすることも考えたが、1−2キロが10匹以上釣れ、正午前に5キロ級が2匹釣れたため、そのまま続けた。「思ったより底近くにいたのでは」と推測する。
 釣り方は重りが着底したら、ハリス分の長さと5メートル巻き、糸が潮になじむまでしばらく待った後にしゃくって餌を出し、誘いをかけるというもの。底の10メートル上まで探ってあたりがなければ3分ごとに仕掛けを回収し、付け餌を交換した。
 正午ごろ、さおにあたりがあり、手応えから2キロ級かと思ったが、しばらくするとものすごく強い引きがあり一気に25メートル走った。電動リールは効かず、手で巻いても全く動かず綱引き状態に。実は前日、大物が釣れる予感があり、太くて折れにくいさおに買い替えたばかり。「以前のさおだと折れていたかも」と第六感に感謝する。
 15分かけ少しずつ巻き、20メートル上から楽に上げられるようになった。タモにマダイの上半身を入れ、船に上げると、近くの船から拍手が起こった。「興奮と疲れで腕が震えたが、うれしかった」と話すものの、「13キロが目標なので、魚拓も取らないし、食べない」と、親せきにあげたという。
 3月中旬以降、乗っ込みマダイは鹿児島湾内に入ってきており、緒方釣具店(鹿児島市小松原2丁目)によると、湾内では梅雨前ごろまで、卵を持ったマダイが釣れるという。


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