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鹿児島わくわく釣行記
<2008/05/01 本紙掲載>
アラカブ、初心者向け釣り教室 堤防の際が狙い目/桜島港周辺
 釣り愛好家のすそ野を広げようと、レインボー桜島(鹿児島市)が4月20日、初心者向けの釣り教室を開いた。道具のレンタルもあり、手軽に釣りを楽しめる環境が整っている。未経験者の記者も参加し、釣りの楽しさを味わった。
(文化部・有村広代)
コツつかむには経験
 指南役は、レインボー桜島営業係の篠原臣(しん)さん(26)。桜島で育ち、年間300日は釣りを楽しむというスペシャリストだ。集まった“生徒”は子供から大人まで約20人。女性同士のグループもいた。
 さっそく、桜島港周辺で開始。ポイントは篠原さんお勧めのレインボービーチ付近の柵がある堤防に決めた。
 狙いはアラカブ(カサゴ)。底の石のすき間や穴の中、テトラポットのすき間などに潜んでいる可能性が高いという。
▲レインボー桜島が開いた初心者釣り教室
 まずは、さおに仕掛けをつける作業から習う。今回は、「サビキ釣り」と「ブラクリ仕掛け」を用意してもらった。
 記者はブラクリ仕掛けで挑むことに。思ったよりも簡単に取り付けられて、一安心。エサは2分の1から3分の1にカットしたキビナゴを使った。「光に寄ってくるアラカブの習性を考え、キビナゴの色が映えるよう、垂直にさして、針先を返すようにするのが肝心」と篠原さん。とはいえ、うまくいかず、何度もやり直した。
 どうにかつけ終えて、一投目。道糸がするすると海面に入っていく感覚が手を伝わってくる。そのうちリールの動きも止まった。教えられた通り、2回半ほど巻き戻して、魚が食いつくのを待った。時々、上下左右にさおを動かしてみる。
 天気は晴れ。時々心地のいい風が吹く。目の前を桜島フェリーがゆっくりと航行する風景を眺めながら、ゆったりした気分で当たりを待つ。
▲初心者釣り教室でアラカブを釣った川添崇平君
 見回りに来た篠原さんに「もっと堤防の際を狙ったほうがいい」とアドバイスを受ける。さおの持ち方も、海面に向かい、やや下げ気味にするよう指摘された。
 かなりの時間がたつが、魚が食いついた気配はない。念のため、リールを巻いて確認すると、驚いたことに15センチほどのアラカブが上がってきた。
 まさか釣れていたとは…。当たった感覚がまったくつかめなかった。コツをつかむには経験が必要なようだ。でも、うれしい。
 2匹目を狙う。待つこと約30分。さお先が何となくカーブを描いたような気がした。相変わらず、手応えはつかめなかったが、引き上げると、さっきと同じ大きさのアラカブがかかっていた。結局、釣果は2時間で2匹。次回の挑戦に弾みがついた、と思いたい。
 この日、最も釣ったのは名山小3年の川添崇平君(8つ)。サビキ釣りでアラカブとキンギョ(ネンブツダイ)合計60匹を上げた。「将来は野球選手か漁師になりたい」と笑顔をみせていた。
 初心者へのアドバイスとして篠原さんは「足場の悪いところには近づかないように。子供は必ず保護者同伴で」と話す。また、堤防よりも船釣りの方が釣果が上がりやすいため「ベテランさんに教わりながらやってみるのも上達の近道」としている。


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