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この1カ月余、新入社員たちは、どんな会社生活を過ごしてきたのだろう。新しい環境に慣れないと、心の疲れもたまりやすい。大型連休が明けたころに心身の異常を訴えるケースも多いという▼対する上司や先輩も試される時期かもしれない。いろんなことを教え込まなければならない半面、新人の意をくめずに、仕事が効率よく回らないこともあるだろう。世代間の感覚の差から行き違いが生じたりもする▼今どきの若手はどんなことを考えているのか気になる。日本能率協会が新入社員を対象にした意識調査が興味深い。就職活動では気に入った仕事に就けるかより「就職することを最優先に考えた」が8割近くを占め、3人に1人が定年まで勤めたいと回答。安定志向ぶりがうかがえる▼上司との人間関係を築くのに有効な方法として「飲み会への参加」を一番に挙げる。「社員旅行」「運動会」も上位に入った。同協会は「会社の雰囲気(風土)に早くとけ込みたいといった意識が感じられる」と分析する▼景気がよかったころは、職場内の付き合いより個人の時間を大切にする傾向が強かった。経済環境の変化とともに、会社に対する意識が変わるのも現代の若者気質なのか▼日本経済の先行きが不透明な中、歩き始めた新人たち。職場の空気にはなじめただろうか。ちょっと羽を広げて、安定志向から飛び立ってみるのもいい。
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