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07/02/05 本紙掲載
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チーム支える

選手の苦労に寄り添う

指 宿 川畑 むつみさん(33)

練習会でタイムを記録する川畑むつみさん。監督、コーチの信頼は厚い

「彼女がいなければ練習にならない」。下吉一宏監督が絶大な信頼を寄せる。マネジャーを引き受け4年目。下吉監督が就任する際、「常に練習に同行して補佐をしてほしい」と声をかけた。
 中学、高校のクラブ活動はテニスで陸上には興味はなかった。合併前の旧開聞町役場の議会事務局で直属の上司だったのが下吉監督。「毎日毎日、駅伝の話ばかりするので自然と詳しくなって興味もわいた」と笑う。
 練習会や大会などのタイムの記録と日程の管理、大会での配走表作成などが主な役割。これまで指宿チームには女性はいなかった。しかし「チームのムードづくりも考えた」と下吉監督。
 現在の職場は市役所税務課。駅伝シーズンは年度末に向けた職場の繁忙期と重なる。平日は夜間までの残業で休日出勤もしばしば。1月中旬からは、ほぼ毎週、練習会や合宿、各種大会があるため職場に迷惑がかかることも。「上司の理解はあるが同僚には申し訳なく思う」。無論、プライベートな時間は奪われる。それでも「選手は普段からもっと頑張ってますから」。
 実は前回大会でやめようと思っていた。「役にたっていないのでは」との疑問もあったからだ。ところが大会後の反省会でこのことを口にすると「助かっている。どうかやめないでほしい」と周囲が引きとめた。「うれしかった」
 だんだん駅伝の魅力にはまってきた自分に気がついている。監察車の同乗経験が鮮烈だった。苦しみもがく選手の後ろ姿。声を掛けて必死に背中を押す監督やコーチ。間近に見る力走に「日ごろの練習で頑張る姿がだぶり、胸を突かれた」。最近はタイムをみなくても表情などで選手の調子のよしあしが分かるようになった。
 選手と違って“晴れ舞台”はない。しかし「駅伝の本当の感動は大会を見ているだけでは得られない。選手は1本のたすきに1年間の苦労や思いをつなぐ。それを普段から見て知っているからより熱くなれる。そして私も、大会後の感謝の言葉で報われるんです」。

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