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07/02/06 本紙掲載
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チーム支える

“走る姿”で若手けん引

川 薩 甲斐 真一さん(34)

パイプ役としてスタッフと話し合いをする甲斐真一選手

今回で出場14回目。チームの中核である富士通IMT九州陸上部の監督でもあり、瀬口俊二監督(43)は「みんなの信頼が厚い甲斐に選手とスタッフとのパイプ役を担ってほしい」と期待する。
 宮崎県高千穂町出身。「かけっこ、持久走とも得意」と小学校で陸上を始めた。同町の建築会社に就職し、仕事が終わると建設現場から走って帰った。黙々と走る姿が、当時出水チームのコーチだった猶木輝男さん(46)の目にとまり、猶木さんが勤める会社に転職。21歳で県下一周駅伝に出場を果たす。「新聞記事の量、沿道の歓声。盛り上がりが違う」。楽しかった。
 23歳のとき、富士通から陸上部の即戦力として誘われ、川薩チームに移った。「実力者がそろう区間でいい順位でたすきをつなぐことがかっこいい」と、志願してエース区間を走り続けた。区間新、区間賞は数え切れない。
 怖さも知る。49回大会の最終日、9区(加治木−竜ケ水、15.2キロ)でわずか500メートル走り棄権した。肉離れだった。「みんながつないだたすきを途絶えさせた」。つらい思い出だ。
 2003年から務める富士通IMT九州陸上部監督の仕事には、会社への収支や活動報告のレポート提出がある。「走る時間が少なくなる。辞めたいが後輩には走ることに専念してほしいから」と苦笑い。競技成績が悪いと、責任も問われるが「口うるさく言っても選手には伝わらない。自分が結果を出せばついてきてくれる」とひたすら走る。
 昨年まで3大会連続で主将を務めたチームのパイプ役として若手に積極的に話しかける。「高校生は社会人に声をかけにくい。チーム内に壁をつくらず風通しを良くしたい。みんなが『たすきをつなぎたい』と思ってくれるような雰囲気にしたい」。田淵潤選手(24)は「やさしくて面倒見がいい。走りが生活の一部になっていて、生活態度も見習いたい」と話す。
 「沿道の観客に力をもらってきた。精一杯走ることで元気、明るさを伝えたい」と今大会への意気込みは力強い。

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