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07/02/09 本紙掲載
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チーム支える

父の背追いコーチに励む

曽 於 鹿倉 英博さん(44)

選手たちの“兄貴分”として曽於チームを温かく見守る鹿倉英博さん

都城市蓑原出身で、曽於チームの支援コーチを務める鹿倉さん。「いまにして思えば駅伝選手、そしてコーチを務めた亡き父の背中をずっと追い続けてきたのかもしれない」と、自らの駅伝人生を振り返る。
 鹿児島市出身の父・實美さんは陸上自衛隊都城時代、九州一周駅伝宮崎チームで選手として走り、のちにコーチとしても宗兄弟らを指導したことがある人物。県下一周駅伝とも縁があり、初めて曽於チームが優勝した際にスタッフとして携わった。そんな父親の影響で陸上の世界に入ったのは自然の流れだった。「中学で陸上部に入ったと北海道に単身赴任中の父に報告すると、大変喜んでくれたのを今でも思い出す」。
 都城工業高校に進学しても迷わず駅伝を選んだ。そして曽於チームで現在監督を務める持留光一さん(44)と出会う。高校は違ったが毎週合同練習会でいっしょに走るうち言葉を交わすようになった。自身が県下一周駅伝で走ったのは、高校卒業後選んだ京セラ国分時代、姶良チームの一員としてだった。チームメートには持留さんもいた。結果は川辺と競り合い準優勝。出場できた喜びと負けた悔しさを同時に味わった。
 58歳という若さで父が他界したのを機に都城に帰ると、母校で初めてコーチに就く。6年前からは実業団陸上部・ナンチクチーム(曽於市末吉)の監督にも就任した。同時に持留さんから曽於チームの支援コーチに誘われ快諾。技術的アドバイスだけでなく、ボディーケアや個人的相談にも乗る“兄貴分”として選手たちに慕われ、監督からも「昔以上に選手とのコミュニケーションが大切な時代に重要な役割を果たしてくれている」と信頼が厚い。「実業団監督と支援コーチという二足のわらじは大変だが、それぞれ教えられることが多く相乗効果も大きい」という。
 若い監督・コーチ陣が二人三脚で育てあげたチームは、優勝を狙えるチームにまで成長した。だが壁にぶつかるたび「父が生きていればコーチとしての自分をどう見てくれるだろう」と自問し続けた6年間でもあった。確かな手応えを胸に今年もレース前の墓参りは欠かさないつもりだ。

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