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07/02/09 本紙掲載
チーム紹介
鹿児島(赤) 指 宿(朱) 川 辺(青) 日 置(濃緑)
川 薩(うす青) 出 水(濃紺) 伊 佐(桃) 姶 良(紫)
曽 於(黄) 肝 属(うす緑) 熊 毛(うす茶) 大 島(白)

鹿児島

上位陣の補強万全−目標の3位達成を視野

昨年は2位と、優勝した第47回大会以来の好成績。今季は躍進の原動力となった全国級の高校生が進学のため抜け、戦力ダウンは否めない。だが市町合併の恩恵で昨年から加わった山下ら強力メンバーで、上位陣の補強は万全。絶対的エースはいないものの、20代前半の社会人、大学生を中心に粒がそろっている。目標の3位は十分達成可能だ。
 1月末の市議会議長杯10キロでは30、31分台が15人、32分台が6人と、軸になる選手の仕上がりは順調だ。主将の祁答院は、昨年の九州一周駅伝でも4度出走を任されるなど、抜群の安定感でチームを引っ張る。2年ぶりに鹿児島から出場する新牛込は上りに強く、今大会のキーマンとなりそう。
 大学生9人は豊富な練習量を誇り、例年以上に頼もしい布陣となった。前田は第一工大の主将として11月のびわ湖大学駅伝初優勝、九州学生駅伝8連覇を経験し自信を深めた。卒業後は県外の実業団に入るため、ラストランとなりそう。鹿大勢も充実。筆頭格の吉田は昨年第1日9区区間新、九州一周駅伝初出場も果たした。南日本ハーフマラソン7、8位の諏訪原、南もおり、山中とともにポイント区間を任されそうだ。初出場の山口、中尾、篠藤、外山雅も成長著しい。
 若手を支える社会人勢にも堅実な走りが期待できる。ベテランの柿内、有園、宮脇、森山、外山善が健在。小野は昨年出走できなかった分雪辱に燃えている。九州一周駅伝で故障した永吉の復調は心強い。
 高校生は11人中9人が初出場。都大路を経験した釜付、島木をはじめ、前大会最終日1区で区間賞の鈴東、自己ベストを更新した銀山と有望株がそろう。初陣を目指す東、外城、吉峯、立元、折田、川口、吉元らの頑張りにも注目したい。
 中島監督は社会人、大学生の連携がポイントとみる。「飛び抜けた選手がいない分、長丁場で我慢し、つなぎ区間でカバーしたい」と話す。

指 宿

総力戦でB級死守−ベテラン海江田ら安定

48回大会と50回大会の5位をピークに数年、B級上位をうかがってきた。前回も旧喜入町の選手が抜けた中で入賞まであと一歩の7位と健闘。しかし10キロ31−32分の持ちタイムだった高校生ら4選手が抜けたほかエース級の故障もあり戦力ダウンは免れない。エース不在となる中、総力戦でのB級死守が目標となる。
 まずエース級の川畑裕が昨年、内臓疾患で入院。思うような練習ができず調整不足が心配される。また九州一周駅伝のメンバーの川畑成もひざの故障に泣く。
 半面、プラス材料はまず高校生の飯山。前回は期待されながら大会直前のけがで出場を断念したが、10キロ31分台の力があり今回は期待がかかる。大迫も故障が完治し上り調子だ。折尾は初出場の前回大会中に故障したが今回は万全。10キロ31分台の力が発揮できそうだ。5度目出場の雪丸恭は文句なく主力の1人。
 キャプテン山脇は前回、区間賞を取るなど活躍。今回は第1子誕生で前回以上に張り切る。海江田は区切りの20回目。コツコツと練習を積み重ねており安定感は抜群で計算できる選手。最年長でマネジャー兼任の南、同じくベテランの中野、徳永らは山脇らとともにチームの精神的柱となる。11回目出場となる小牧も順調に仕上がった。東村は20代最後の大会を飾りたい。
 都道府県対抗駅伝の経験がある東知は、高い潜在能力が発揮できるか。吉原は九州一周駅伝の強化選手。快走でアピールしたい。浜田も10キロ31分台の力があり、普段通りの力が出せれば大きな戦力。積極的な走りがウリの東拓にも期待したい。故障に悩まされた寺田、野元はようやく復調、出場の期待がかかる。佃拓も前回欠場の雪辱に燃える。雪丸祐は3年ぶり、田原も3回目の出場を期す。
 前回、高校生ながら活躍した雪丸誠、中村は高校最後の大会で花を飾りたい。そのほかの高校生では、佃大、諸留、栗脇が出走の機会をうかがう。

川 辺

主力の4人けん引−B級Vへ中継ぎ陣カギ

今年は、鳳凰高教員となった福吉の加入で、千知岩、永田、中木原と合わせ九州一周駅伝鹿児島チーム代表の4本柱ができた。
 中木原は、区間賞を獲得した九州一周から好調を維持。千知岩も南日本ハーフ4位と好調で、豊富な練習量で長い距離に絶対の自信を持つ。エース永田は国体出場、南日本ハーフでの快走と今年も県内でもトップクラスの力を堅持。「3人に福吉が加入してくれたことは大きい」と菊永監督の表情も明るい。
 準エース級では三豊機工の小宮、伊知地が昨年に引き続き好調。同僚の浜田、池上も調子を上げてきた。南薩東京社の十田、近藤も安定した力を維持。南日本10キロロードでは上位10人の平均タイムは県内3位だった。同大会は千知岩、永田が欠場しており、同様に3位だった昨年より戦力アップがうかがえる。
 昨年に比べ若手が充実してきたことも特徴。鹿実高で走りに磨きをかけている丸野は5000メートルが14分台に突入し、初出場の田代、前園の薩南工高生コンビも合同練習のほとんどで上位に食い込むなど充実した走りを見せている。
 ポイントを握るのは、中継ぎ陣のでき。昨年の代表のうち、窪、上木原、山内、上野が故障などで欠場が決定。上り坂のコースなどポイントで使える中継ぎ陣が減った点は痛い。
 他の選手も出走枠内に入るためし烈な競争を強いられる。その中でいかに疲れを残さずにピークを大会に持ってこられるか。主将の扶川や吉松、夏越らは調子を上げており、40代の春松、神薗はベテランらしい調整で健在だ。
 大会まで1週間余。中継ぎ陣が最後の調整をうまくこなし、本来の力を大会できちんと発揮することと、長丁場の大会でチームの持つ本当の力を出し切れるオーダーが組めるか。「すべてがかみ合えば目標のBクラス優勝が見えてくる」と菊永監督も表情を引き締める。

日 置

8位内へ戦力充実−高校生、元気な走り魅力

社会人が手薄で高校生に頼らざるを得なかった昨年に比べて、社会人と大学生が増えたチームの選手層は厚くなった。宇都口監督は「8位以内」を目標に掲げる。
 昨年は肝属チームで出場していた石塚、高校生時代に3回の出場経験がある冨迫俊が加入した。昨年はけがで出場できなかった徳重を含む3人が新戦力。練習環境の変化もあり、当初は思うような走りを見せられなかったが、練習会や合宿を重ねるごとに少しずつ調子を上げてきている。ここにきて高田、下野竜、右田ら故障者が出ているのが気がかりだ。
 高校1年から3年連続出場し、第一工大に進学した能勢と宇都の大学1年生コンビもチームに残った。伸び盛りの2人のほか、第一工大勢ではどんなコースでも安定した力を見せる篠原、スピードのある川口の両選手もチームの雰囲気を盛り上げ、高校生らを引っ張る。
 飛び抜けた選手はいない分、エース格のベテラン赤崎、小園勇に加え、シーズン当初から好調を持続している有馬拓や満園らが長丁場を分担して受け持つことで、レースを組み立てたい。「自分の仕事をきっちりこなしていくこと。それができればある程度の結果はついてくる」と宇都口監督は話す。
 高校生も充実している。全国高校駅伝で1区を走った鹿実の松枝。男子1500メートルで県高校記録を塗り替えた新、昨年地元日置市を走る2日目に区間賞を獲得した中村らが元気だ。
 早馬、下野青ら鹿城西高勢や伊集院高の今藤らは昨年に比べ着実に力をつけており、宇都口監督は「勝負どころで元気な高校生を使い、チームに勢いをつけたい」と期待する。
 初出場を目指す高校1、2年生の川崎、田口、中間らは、練習ごとに記録を上げており、本番での飛躍が楽しみ。

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