駅伝メーンコンテンツへ
県下一周駅伝特集トップへ
08/01/30 本紙掲載
1
チーム支える

コーチに励み「恩返し」

姶 良 馬見塚正治さん(43)

選手の息づかいを確かめながらタイムを読み上げる馬見塚正治さん=国分陸上競技場

「15分1、2…」。姶良チームが合宿を行う霧島市の国分陸上競技場によく通る大きな声が響く。声の主は、7年前に選手を引退したコーチ馬見塚正治さん。就任3年目になる。田中行夫監督(52)から「長いこと一緒にやってきた。また力を貸してくれないか」と打診され、二つ返事で引き受けた。
 「16回の出場中、監督とは10回は一緒に走ったんじゃないかな」。監督が姶良チームでエースとして活躍するころ、馬見塚さんもまた中心選手の1人だった。チームのために力を合わせた間柄だけに固い信頼関係が伝わってくる。選手にも知った顔は多く、兄貴分的存在だ。
 「レースに集中できる環境づくり」がコーチの役目。選手のマッサージや体調把握といった健康管理、記録係、心理面や駆け引きの助言などさまざまだ。「選手のときは、走ることだけに専念すればよかった。裏方の大変さ、大切さを身をもって実感している」と明かす。
 「陸上バカ」と自称するほど陸上一筋。南大隅町佐多地区の大中尾中学校を卒業後、進学した中京商高(現中京高校)時代は、全国高校駅伝で都大路を2度経験し、2年時は8位入賞のメンバー。卒業後、鹿児島に戻り京セラ国分工場に勤めだしてからは県下一周駅伝を目標に据えた。
 区間賞は数知れないが、特に坂道で強さを発揮。「坂男」の異名をとり、難所・亀割峠を多く任され期待に応えた。第39回大会最終日、平地コースで肝属の選手と約10キロ並走する大接戦を演じるなど、負けん気も人一倍。「競ったときに気持ちで負けたらいけない。そのためには、人の倍は練習したという自信が必要」。現役時代の成功・失敗で得た経験則が、選手に言い聞かせる「練習はうそをつかない」との言葉につながっている。
 「応援してくれる地域の人、選手時代の仲間、自分の練習のために残業を代わってくれた同僚、支えてくれた家族…。コーチは、こうした人たちへの恩返しのつもり。手伝える環境にいられることが幸せです」

戻る

ケータイ用2次元コード

【ケータイ速報】2次元コード読み取りに対応しているカメラ付き携帯電話で読みとると、簡単にアクセスできます。

チーム応援BBS
トップページへ

Valid XHTML 1.0 Transitional