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08/02/02 本紙掲載
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チーム支える

中堅戦力として再挑戦

肝 属 松村 勲さん(31)

「若手の記録更新が一番の楽しみ。いい走りを見ると、いやされる」と松村勲さん(手前)

結団式1週間目の合宿初日。1人黙々と競技場内を走り込む。「練習量は学生時代の3割。筋力が戻らないですね」と苦笑いする。鹿屋体大スポーツパフォーマンス系教員、陸上では中長距離ブロックのコーチを務める。「学生や選手を見るのがメーンで、時間のやりくりは大変。妻(幸代さん)の理解があるから自由気ままにできる」と感謝する。
 大阪府吹田市出身。中学で陸上部に入り大阪高、鹿屋体大、同大学院と長距離走を続けてきた。母親の政子さんが、女子マラソンが始まったころのママさんランナーだった影響も大きい。「半分嫌々で始めたが、母にあこがれていた部分はある」
 高校、大学生で大半を占める若い肝属チーム。貴重な30代の中堅戦力として期待される。大学3年から大学院2年まで、すべてけがに泣き、出場回数は4回と少ない。「県下一周に全エネルギーを注いでくれ、というスタッフに反発していたところもあった」と振り返る。
 再び県下一周への挑戦を決心したのは一昨年。学生当時、一番の理解者だった家長広人監督の就任がきっかけだ。「日ごろ地元の人に学生がお世話になっている。多少なりとも恩返ししたい」
 チームを離れていたとはいえ、主力となる学生選手を送り込む側としてかかわってきた。「確実な指導で学生の力を伸ばし、社会人にも助言してくれる頼もしい存在」と家長監督の信頼は厚い。
 妻の両親が指宿市出身。「前回、初日の5区で区間賞を取って、妻の親類にも喜んでいただいた」。沿道に住む人の期待を担って、たすきをつなぐ県下一周が身近になった。「交通事情などの関係でどんどん運営が厳しくなる中、県内挙げて盛り上がる駅伝は、ぜひ残してほしい」
 県下一周を祭りととらえるだけでなく、長距離のレベルが上がっていくことも願う。「そこでヒーローになって終わりでなく、全国に飛び出して戦えるかが課題」。駅伝再挑戦は「もっと走れよ」という後輩への熱いメッセージでもある。

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