鹿児島県下一周市郡対抗駅伝競走大会

[総括]9チーム記録短縮/連覇鹿児島、総合力光る

(2017-02-24)
 第64回鹿児島県下一周市郡対抗駅伝競走大会は22日、鹿児島が初の完全優勝で2連覇を飾り幕を閉じた。Bクラスは川薩が接戦を制した。Cクラス優勝の日置は躍進1位となり、前回より大幅にタイムを短縮。このほか8チームが累計所要時間を縮めた。12地区の代表252人が5日間53区間で繰り広げた熱戦を振り返る。

 鹿児島は6年ぶりに初日を制すなど選手層が厚かった。全体の7割の区間で3位以上と安定していた。鈴東や今給黎らエース格がチームをけん引。東福ら一般勢や初出場の下園、中山ら高校、大学生がバランスよく活躍し区間賞は14個。1区で出遅れて失速したチームが多い中、ブレーキになった区間がなかった。前回は2位姶良と累計7分51秒差だったが、15分57秒に広げ総合力の高さを見せた。
 2位の姶良は鹿児島を三つ上回る17個の区間賞を取ったが、つなぎ区間で勢いを保てず郷土入りの優勝を7年ぶりに逃した。後半は県外レースに出場していた第一工大勢が合流し、4日目は5区中園から9区立元まで5人連続区間賞と力を発揮。最終日10区のエース中村は、2分18秒あった首位との差を11秒に詰め寄る圧巻のレースを見せた。
 5年連続3位の川辺は、ベテラン中木原や田畑らが堅実な走りを見せた。3日目は石山、永谷、轟木ら若手が流れをつくり、日間2位を奪取した。総合2位の姶良との差は累計で5分弱。4日目は日間5位と波があり、安定して首位争いができれば目標の3位脱却は可能だろう。
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 5年ぶりにAクラス出場した曽於は、4日目に意地を見せた。稻留、重留ら高校生の勢いにベテラン松下らが応え4位と健闘。ただ、総合順位は前回より四つ落とし、8位と低迷した。
 川薩は最終日、安藤兄弟のリレーなどで独走し、7区まで首位争いを続けた。第一工大勢の淵之上、中村、中堅の曽木も要所で力を発揮。肝属に6分58秒差をつけ、Bクラス優勝の目標は達成した。日置はエース区間を担う飛松や米澤の加入で、選手起用の幅が広がった。前回の累計タイムを53分40秒短縮した。
 総合6位の肝属は郷土入りの4日目、10区間に大学生6人を配置。森静と大中原が区間賞を奪って日間3位に浮上し、地元で意地を見せた。出水は郷土入りの2日目に中橋、樋渡ら若手が好走。ベテラン永田が区間賞を奪い日間3位と健闘した。Bクラスの指宿は、郷土入りの初日で9位と失速したのが響いた。志水の2連続区間賞で粘ったが、総合9位に沈んだ。
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 大島は経験豊富な永里、吉が粘り、樟南高の南や中田が奮闘。熊毛は川内田玲や河東ら高校生が健闘し、総合11位を死守。伊佐は累計で前回より23分27秒短縮したが、最下位から浮上することはできなかった。
 初日4区で区間新が七つ出るなど5日間で新記録は計17に上った。3日目は風雨が吹き荒れ、走りづらいコンディションだったが、沿道では傘を差して声援を送る高齢者が目立った。最終日も寒風の中、小旗を振って応援する多くの小中学生が列をつくり、選手からは「応援に励まされた」という感謝の声が相次いだ。
 大きなトラブルもなく大会は終了した。中継所での温かいもてなしや交通安全対策などに尽力していただいた関係者の方々に感謝したい。次回も選手と沿道がつくる新たなドラマが生まれることを楽しみにしている。
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※レース当日の区間、総合順位は、公式記録確定後(午後6時ごろ)に掲載します。

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