2017/04/20 本紙掲載 

ゴールデンウィーク特集

 ゴールデンウイークが近づいてきた。5月には5連休もあり、遠出を計画する人も多いのでは。海で山でイベントで-。鹿児島県内の行楽情報に加え、九州・沖縄各県のおすすめスポットやイベント情報を紹介。思い出づくりの参考にしてほしい。
(協力・長崎新聞、佐賀新聞、大分合同新聞、熊本日日新聞、宮崎日日新聞、沖縄タイムス、共同通信) 



宮  崎

■徳川歴代将軍名宝展  久能山東照宮の神宝も

「徳川歴代将軍名宝展」で展示される徳川家康所用の「金溜塗具足(きんためぬりぐそく)」
 徳川歴代全将軍の甲冑(かっちゅう)など、徳川家が残した武具や工芸品などが一堂に並ぶ特別展「家康没後四百年 徳川歴代将軍名宝展-久能山東照宮」は5月28日まで、宮崎市の宮崎県立美術館で開かれている。
 徳川家康をまつる神社「久能山東照宮」(静岡市)が、国の重要文化財20点を含む69点を出品。同神社の神宝とされる刀で「ソハヤノツルキ」の異名を持つ「太刀 無銘 光世作」も公開。会期中、刀をモチーフにしたキャラクターが登場するゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」とのコラボ企画を行う。また、スペイン国王から家康に贈られた国内現存最古級のゼンマイ式洋時計なども並ぶ。
(宮崎日日新聞社生活文化部・久保田順司)

 【メモ】東九州自動車道宮崎西インターチェンジから宮崎神宮方面へ車で約15分。午前10時~午後6時開館。当日入場料は一般1200円、小中校生600円、未就学児無料。宮崎日日新聞社事業局=0985(26)9303

◆生駒高原ポピーまつり ポピー約25万本が開花し、5月14日までの期間中は地元特産品や花の苗を販売する出店や屋台が並ぶ。5月4~6日はフリーマーケットも。花の駅「生駒高原」=0984(27)1919

◆アポロ展(宮崎市) 4月29日~5月28日、宮崎科学技術館。アポロ15、16号が採取した月の石などを展示。入館料は高校生以上540円、4歳から中学生210円。月曜休館。宮崎科学技術館=0985(23)2700




熊  本

■水俣ローズフェスタ  赤、白、ピンク鮮やか7000本

色鮮やかなバラが咲き誇る会場=2016年4月29日、水俣市
 「水俣ローズフェスタ・春」は5月3~21日、水俣市のエコパーク水俣バラ園で開かれる。1万3000平方メートルの庭園がピンクや赤、白のバラ7000本で鮮やかに染まる。
 今季は樹勢の衰えた600本ほど入れ替え、園内1カ所だった展望台を2カ所に増やした。管理するグローバル園芸療法センターの本田洋志理事長は「毎年新しい品種を入れています。会期中に花が咲きそろうよう、つぼみを摘んで開花時期を調整しています」と準備に余念がない。
 初日は水俣特産の和紅茶が振る舞われるほか、ライブ演奏やバラを使った首飾り作り体験など7日まで日替わりで催しがある。会期中はバラの苗も販売する。
(熊本日日新聞社水俣支局・山本遼)

 【メモ】入場無料。コミュニティーバス「みなくるバス」でJR新水俣駅から20分、肥薩おれんじ鉄道水俣駅から4分で「エコパーク・道の駅みなまた」下車。みなまた観光物産協会=0966(63)2079


◆オールドカーフェスティバル(宇城市) 4月29日、三角東港広場一帯で。昭和時代に製造された車約200台とバイク約100台が集合する。グルメブースも。市商工会三角支所=0964(52)2530






長  崎

■ハウステンボス  仮想現実の世界堪能

「ウルトラ逆バンジー」を楽しむ来場者=佐世保市、ハウステンボス
 ハウステンボス(佐世保市)の目玉は、仮想現実(VR)技術を駆使した「VRの館(やかた)」。最新の17コンテンツを用意し、3月のオープン直後から連日多くの来場者を楽しませている。
 中でも人気を集めているのは、都会の真ん中から猛スピードで宇宙に飛び出す絶叫系アトラクション「ウルトラ逆バンジー」。他にも端正な顔立ちの男性が“壁ドン”してくれる「迫りくる愛のささやき」や、VRの館の外で廃病院を散策するVRホラーも楽しめる。
 5月4、6日は各国の花火師が技術を競う世界花火師競技会海外予選を予定。8日までは国内9組によるフラワーデザインが競演する「フラワージャパンカップ」も開催中。
(長崎新聞佐世保支社・中島宙)

 【メモ】JR博多駅から特急で1時間45分。長崎空港からバスで50分。「1DAYパスポート」は大人6900円、中高生5900円、4歳~小学生4500円。65歳以上6400円。総合案内=0570(064)110

◆平戸海道渡海人祭(平戸市) 5月3~5日、平戸市岩の上町の平戸大橋公園特設会場。地引き網漁と魚つかみ大会や、地元の海産物などが並ぶ物産展もある。市産業まつり実行委=0950(22)3131




佐  賀

■有田陶器市  400年の歴史感じる作品群

伝統の有田焼からモダンな新作まで、掘り出し物満載の有田陶器市
 伝統の有田焼からモダンな新作まで、掘り出し物満載の有田陶器市は、今年も4月29日~5月5日まで開かれる。JR上有田駅から有田駅周辺までの4キロに陶磁器店など約500店が軒を連ね、例年100万人を超える焼き物ファンでにぎわう。
 窯元や商店が準備した多彩な器が通りを埋め、有名作家や伝統工芸士が400年の歴史で磨かれた技のさえを見せる。店の売り出し情報はスマートフォンでリアルタイムに検索できる。
 町役場東出張所広場では、九州各地の30店が集まる「ご当地グルメフェア」を開催。有田独特のトンバイ塀のある裏通りの期間限定カフェとともに、品定めの疲れを癒やす。
(佐賀新聞社有田支局・石黒孝)

 【メモ】JR九州が臨時列車を運行。特急は有田駅のほか、一部が上有田駅にも停車する。駐車場は公営私営合わせて8300台以上準備。西九州自動車道は波佐見有田ICが最寄り。有田商工会議所=0955(42)4111

◆浄徳寺(神埼市) 山あいにひっそりとたたずむ通称シャクナゲ寺。赤や白、黄色など色とりどりのシャクナゲ1万本が咲き乱れる。公開は連休明けの5月10日まで。入場料は500円(高校生以上)。浄徳寺=0952(59)2317






大  分

■きつきお城まつり  武士や姫が練り歩き

あでやかな花魁(おいらん)姿に身を包む参加者=大分県杵築市中心部
 時代劇の世界に入ったような体験を-。杵築市のゴールデンウイークの風物詩「第30回きつきお城まつり」が5月5、6の両日、市内城下町一帯で開かれる。
 毎年恒例の「江戸行列」では、30回を記念して俳優の松平健さんが参加(6日のみ)。武士やお姫さまの衣装を着た仮装スタッフらと城下町を練り歩く。
 初日は、仮装した人を乗せたかごを担ぐ「籠かき仮装レース」や、あでやかな着物姿の「花魁(おいらん)道中」などがあり、昔ながらのたたずまいが残る城下町は江戸時代の雰囲気一色となる。
 6日は、火縄砲術の演武や東映太秦映画村のスタッフによるチャンバラ実演などがある。
(大分合同新聞杵築支局・三井祥聖)

 【メモ】JR日豊線杵築駅から城下町のある杵築市中心部まで、バスで約10分。城下町の雰囲気を楽しめる着物レンタル(和楽庵・3000円)もある。市観光協会内の実行委員会=0978(63)0100

◆中津市耶馬渓地域 岩峰と調和した美しい新緑が楽しめる。4月29日には深耶馬渓で祭りやウオーキングイベントも。JR中津駅からバスで約1時間20分。中津耶馬渓観光協会=0979(64)6565

◆北大路魯山人展(大分市) 6月11日まで、大分県立美術館。日本随一の内容を誇る何必館・京都現代美術館所蔵のコレクションから厳選作品を展示する。観覧料は一般1000円など。大分県立美術館=097(533)4500




福  岡

■ホワイトベリーイチゴ狩り  真っ赤な「あまおう」が旬

イチゴ狩りを楽しむ人たち=福岡県大木町
 福岡県内だけで生産されるイチゴの人気品種「あまおう」が旬を迎え、あまおう限定のイチゴ狩りが家族連れなどでにぎわっている。甘みと酸味のバランスが良く、鮮やかな赤色が特徴。採りたてを口に含んだ子どもは「甘くてみずみずしい」と喜んでいた。
 大木町の農園「農事組合法人ホワイトベリー」では、園内で食べ放題の「あまおういちご狩り」が5月中旬まで楽しめる。毎年約5000人が訪れるという。
 収穫しやすい高い場所で栽培する「高設栽培」ではなく、土の中での「土耕栽培」にこだわる。主任の中村健児さん(37)は「水と土で育ったあまおうの濃厚な味わいを楽しんでほしい」と話す。
(共同通信福岡編集部・今里茉莉奈)

 【メモ】入園は午前10時~午後4時。40分間の食べ放題で大人1300円、小学生1200円。要予約だが当日受け付けも可。西鉄八丁牟田駅から車で約10分。ホワイトベリー=0944(32)1200

◆川端コレクション展 5月21日まで。久留米市美術館。日本人で初めてノーベル文学賞を受賞した小説家川端康成の美術コレクションや、川端が注目した作品を展示する。久留米市美術館=0942(39)1131

◆久留米つつじまつり 5月5日まで。久留米市の久留米百年公園で、生産農家が販売する約100品種20万本の「久留米つつじ」をはじめ、一般鑑賞樹や盆栽などが展示販売される。事務局=0942(47)1875

◆二日市温泉藤まつり 4月29日に開催。筑紫野市の天拝山歴史自然公園で、紫色に染まる藤棚が楽しめる。実行委=092(922)2421






沖  縄

■沖縄空手会館  武具を展示、体験教室も

先達たちの資料や武具が数多く展示されている=3月、豊見城市の沖縄空手会館
 今年3月に開館した「沖縄空手会館」は道場や鍛錬室、空手の魅力や歴史を伝える資料室などがあり、空手家をはじめ、未経験者や観光客も楽しめる。
 空手は沖縄が発祥。世界に1億人以上の愛好家がいるとされる。東京五輪の正式種目にも採用され、注目を集める。
 展示パネルでは「空手に先手なし」という先達の金言など、礼節や平和を重んじる精神性を紹介。空手が世界に広がった経緯、主な流派の系譜や鍛錬法も説明する。
 ヌンチャクや手甲、サイなどの古武道の武具が飾られ、沖縄空手の紹介ムービー、鉄げたやかめなど鍛錬具の体験コーナーもある。ゴールデンウイーク期間中には空手の体験教室も開催予定。
(沖縄タイムス社社会部・浦崎直己)

 【メモ】豊見城市豊見城854の1。那覇空港から車で約14分。資料エリアの入場料は小中学生100円、高校・大学生210円、一般310円。団体割引あり。開場は午前9時~午後6時。沖縄空手会館=098(851)1025